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NO.406 ヤマハCPX-15

須磨区からお越しのSさんからヤマハCPX-15のご依頼を頂きました。


指板の6弦側の13F辺りから最終F位にフレット脇に指板をチップしたような僅かな浮きがあるので直して欲しいとの事です。

あとボディーをノックすると少し鈍い音がするので内部をチェックします。

エレアコ仕様なのにアンプから音が出ないとの事ですが、オーナーさんが電気系統に詳しいエンジニアさんなのでそれはご自身で何とかするとの事でした。

フレットを抜いた時に指板が浮いた感じのチップした状態に数カ所なっておりました。

指板が浮いた箇所にタイトボンドを塗りこみ(はみ出たところは奇麗に拭いて)圧着して固まってからカッターナイフの刃で削って奇麗に仕上げました。(何もしない状態で削ると指板が欠けそうだったのでこのように処置しました。

ボディーの鈍い音はピックアップの配線が表板にフックで固定されていて干渉しているのかなと思いフックを外して、取り回しを変えても直らなかったので、ボディー内をじっくり観察するとアジャスタブル機構を固定しているナット(右側)が取付けられておらず、片方のナットも緩んでおりました。(以前に弄って取付けるのを忘れた⁈のかな~)

無くなっていたナットを取付けて、他にもアウトプットジャックの配線を見ると何かが外れているみたいで、それをジャック側に回して取付けて試しにアンプに繋いでボディーをノックすると音を拾ってくれまして、あっさりと音が出ない症状も治ってしまいました。

弦を張る前はボディー周辺をノックすると鈍い音がしておりましたが弦を張るとテンションが掛かって固い音になって正常な状態に治っておりました。(ブリッジのアジャスタブル機構(レスポールのチューンオーマチックのような)が付いているのでそのせいでテンションのない状態では機構のガタがあってノックすると鈍い音がするのではないかと推測しました)

ヤマハにしては珍しいアコギのアジャスタブル機構を観ましたが、この機種はCPXの初期型で以降のモデルには通常のブリッジの仕様になっているので問題あり⁈となったのでしょうか。

当初の弦高(6弦12Fで約3ミリ)をブリッジを調整して低めに調整して弾き易くなってジャンクなCPX-15が復活しました。(お好みでブリッジ調整する際は、特に上げる際は弦のテンションを緩めてから行って下さいませ)

このCPX-15はエレアコですがオール単板のフラッグシップモデルなだけに生音も良く鳴っていて、発売された当初はかっこいいギターがヤマハから出てんなーと思い出しました。

ポジションマークが船の手旗信号をイメージしていたりコンパスシリーズの当時の最上位機種でヤマハもとても気合を入れて作った良いギターやなと(ブリッジ以外は…笑)感じました。

とても良いギターをお安くゲット出来てオーナーさんも喜んでおられました。

オーナーさんが直そうと思っていた音出しの不具合も治ってお楽しみが無くなってしまいましたが、元気になったCPXをこれからの可愛がって下さいませ。

またのご依頼お待ちしております<(_ _)>




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