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NO.222 Fernandes ストラト レフティー

  • guitarportkobecom
  • 2021年5月18日
  • 読了時間: 3分

更新日:2021年5月19日

テレキャスターカスタムのご依頼を頂いたUさんからのご紹介で、知り合いの大工さんがギター直したいので紹介しとくわ~という事でフェルナンデスのレフティー仕様のストラトがやって来ました。

ヘッドロゴのFのマークが石みたいな所謂、石ロゴのストラトでオーナーのYさんは左利きでこのストラトを東京の左利きギター・ベースの専門店にまで行って購入されたそうです。

石ロゴのストラトって調べたら製造が77年頃から81年までだそうで、生産は東海と河合楽器に委託していたようです(全て東海製、はたまた7:3で河合楽器で作られていた方が多い等との説があるそうですが、このストラトはどちらで作られたのかよく判りません…)

以前から、音が出ないので直して欲しいとのご依頼でした。(Ýさん曰く、ボディーを自分で塗ったり弄ったりしている間に配線が外れたかも…)

ラッカーで赤に塗られたボディーは赤が経年で焼けてややピンク掛かった感じに退色して所々下に塗った白い塗装が見えていてレリックではない自然についた傷を見るととても貫禄のある感じがします。

各パーツも全てゴールドに塗装されていて、それも経年で剥げていて何とも言えない雰囲気がでています。流石大工さんなだけあってギターのカスタマイズもお手の物なんですね。

赤とゴールドって中々個性的な配色ですね!赤とシルバーにしてウルトラマンっぽいのもいいかもですね!

ピックガードを外して配線をチェックするとジャックからの配線とボディアースからの配線が外されていたので半田をやり直してアンプにつないでみるとあっさりと音が出ないのが直りました。ストラトタイプってピックガードにパーツが付いてるので外したりした際に配線の長さに余裕がなかったりして半田が取れてしまうことがよくありますね~。

電装系に接点復活剤を塗布して、コントロールノブを外してナットの増し締めと掃除をしてノブを取付ける時に右利きだったらフル10にした時にVOLUNE、TONE文字の向きを揃えようとしたら1の位置にしないと文字の向きが揃いませんでした。

あと右利きだったらボリュームを大きくする時、小指で時計方向に沿って上方向に上げるのが左利きだったら左手の小指を下方向に動かす事になって逆の動きになるんやと気付きました。

弦を張ったりオクターブ調整するのも右用と逆でやりにくいので少し時間が掛かりましたが、長年のくすみも奇麗になって無事にYさんのストラトが復活しました。

左なので弾けませんが、Yさんにお渡ししてとても弾きやすくなって喜んで頂きました。

Yさんは若かりし頃、東京に上京してギターで飯を食っていたそうでその頃からこのストラトをずーっと使っていたそうでボディーも自身で塗り替えたりしてとっても思い出の詰まったギターなんやろなーと思いながらその感じがこのストラトから感じられました。

これからも復活したストラトで楽しんで下さいませ!

この度ご依頼、ありがとうございました。(Uさん、ご紹介頂きありがとうございました。)











 
 
 

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