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NO.155 ヤマハFG-280

リペアーがひと段落しましてなんか紹介するのがないかなぁと在庫を見渡すと、実家から持って来ていたFG-280を紹介するのを忘れておりました。

入手して何年もたっていますが、当初この時代(グリーンラベル:72~74年)によくある弦高が高い状態で、鳴りは凄く大きく鳴ってパラフルなのですが赤ラベルと比べると野暮ったいデザインで不人気なグリーン・黒ラベルですがほんと鳴りは良いので私は好きなんですが、弦高の方はサドルを限界まで削ってネック調整で何とか6弦12Fで2.8ミリ位まで下げれました。

俗に言う、バルタンヘッド、音叉マークロゴ、先割れの武骨なペグ、平べったいブリッジ、太っといネック、幅の広いボディ形状と野暮ったくて昭和の雰囲気満載ですが、ヤマハオリジナルデザインのボディ形状で日本人の体格に合わせたミディアムスケール、ブリッジの弦間ピッチも50ミリとそこは考えて作られていて、見慣れるとそんなブサカワなこのグリーンラベルがとっても愛おしくなってくるのです。

美人は3日みたら飽きるけど、〇〇は3日で慣れるみたいな感じでしょうか。

他にも入手当時目立っていたブリッジ右下のシール焼けも段々と目立たなくなりかけていてあばたもえくぼというのでしょうか、そういう欠点も好きになると長所のように見えてくるのでしょうか?さっきから全然褒めてないんですがそんなFG-280が可愛くみえてくるのです。

あっ、良い所もあるので言っときます、まずトップ・バックは合板ですが良い感じに焼けていて、バックは奇麗な柾目のローズウッドで作りがとてもしっかりとしています。

何故か半透明の鼈甲柄っぽいピックガードは数少ないかっこいいポイントだと思っています。

太っとい丸太のようなネックは当時の太い弦に対応するための変更で慣れるとこれはこれで良い感じです。(赤ラベルが人気ありますが、ネックの状態(元起き)が悪いものが多くてネックが正にネックであったのでグリーンラベルでそこを改良されたんだと思います、良い状態の赤ラベルはホント稀で、だから高値になっている⁉)

バルタンヘッドもそれに対応するためのほんとうは機能性を追求した結果なのに世間的には不人気だったみたいで、以降この形は採用されていないので今となっては希少なFGだと思います。

竹原ピストルさんがFG-200や130を使っているのが有名みたいで密かに人気が出ているグリーンラベルですが市場に沢山あるので今のうちに良いのをゲットしといた方がいいかもですね!

販売価格:20000円:税込み本体のみ

味わいのあるグリーンラベルいかがでしょうか。

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