No.589 SヤイリYD-42/DEANギターバンジョー/FGNテレキャスター
- guitarportkobecom
- 7月3日
- 読了時間: 3分
更新日:7月12日
いつも御贔屓頂いているFさんから3本まとめてご依頼をいただきました。
1本目はsヤイリのYD-42ブリッジピン交換~
元々付いていたブリッジピンが1本だけ違うのが付いていたので新しい牛骨のブリッジピンを買ったそうでピン穴より太くて飛び出しているので細くして良い感じにして~とのことです。
ブリッジピンを削って細くする場合もありますが、先ずはブリッジピンの軸の太さをノギスで測ると5.2ミリ(一番上側の太い所を測定)に対してピン穴径は約4.8ミリなのでブリッジピンが太いので飛び出しています。
ここは削らずにピン穴に合うブリッジピンを選定して付けることにします(加工してもブリッジピンを購入し直すのもそれほど金額が変わりません~)
牛骨製で4.9ミリのブリッジピンが無かったので、TUSQの4.9ミリを購入して取付けると良い感じにフィットしました~(サドルが削られていたのでピン穴誘導溝を追加しました~)
ブリッジピン交換の際はピン穴に合ったものをご購入くださいませ~
2本目はディーンのギターバンジョーの弦高を下げて~とのご依頼です。
レアなディーンのギターバンジョーです。
付いているブリッジ(黒いやつ)から新しいブリッジを用意してくれていてこちらを削って弦高を1ミリ程さげて弾き易くします。
ブリッジの下を削ると表面の共鳴板と接する所なのでブリッジの上側を削って弦溝を切り直して弦高を調整しました。
1ミリ程弦高が下がって弾き易くなりました。
こちらのギターバンジョーはピックアップが付いていて中の構造が見えたりして、意外と重たかったりしますがロックからカントリー好きな色んな楽器をお持ちのFさんでございます~
3本目はフジゲンのテレキャスタータイプです~
入手したテレキャスのコントロールパネルをひっくり返してセレクタースイッチを後ろにして演奏中に当たらないようにご自身でされたそうですが…
音が出ないそうで直してみます~
配線をやり直すのと大きいオレンジのコンデンサを少し小さい黄色のコンデンサに交換して配線周りをすっきりさせました。
これで一応治っていたのですが、コントロールパネルをボディに取付けるとパネルが少し浮いているようで…
どうやらセレクタースイッチがザグリ底面と少し接触しているようでした。
よく見ると、ザグリの前側はスイッチに当たらないように一段低くザグリが削れておりました。
元々付いていたセレクタースイッチより大きなのに交換しているのと、コントロールパネルを180°ひっくり返したことでスイッチがボディに当たってしまいスイッチの接点とボディが接触したりで音が出たり出なかったりな状態になっていたので、ザグリ後方スイッチと干渉しないようにザグリ加工を施してようやく音が出ない状態が治りました。
テレキャスって確かにスイッチが前についていて、当たりそうになりますね~
Fさんのはこのような仕様にしているそうですが最初からこのような仕様を選べるようにしてもらえたらなぁと思ったりしました。
実践的な仕様になったテレキャス~ライブで活躍してもらえたら嬉しいです。
今回はまとめて3本のご依頼ありがとうございました~<(_ _)>

















































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