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NO.562 謎のハサピ

  • guitarportkobecom
  • 8月29日
  • 読了時間: 2分

前回のオスカーシュミットをあげたÝ君がまたまたけったいな楽器を持って来てくれました。

インドネシアのハサピというもので、スマトラ島のバタック族由来の楽器だそうです~

作りは一本の木から竿の下のボディー部をくり抜いた空洞に手彫りで装飾した表板を貼り付けてアコギの1弦位の弦をブリッジ部でUターンさせて2本にして木のペグでチューニングするとてもシンプルな構造です。

ボディー裏側に細長い穴が開いていてそこから音が響くようになっています。

ボディーを横から見ますと船のような形をしていてヘッドとボディ下部に不気味な顔の装飾がされております~

褐色のさらっとした質感の良く判らない木を使っております~

ネックの先の骨で出来たような白い板が反りかえって弦に触れていて音詰まりしているので指板と面一になるようにします。

指板面に付いた接着材を取り除いて研磨し、変形した白い板はお湯に付けて柔らかくして反りを修正し、こちらも接着面を整えてからクランプして指板に張り付けなおしました。

個体によっては指板面に鏡を張って指板が真っすぐになるようにしてるのもあるみたいです。

元々張っていた長い一本ものの細い弦が無いのでアコギの1弦を2本張りました(チューニングはド、ミとの事です~)

来た時の音詰まりも解消しまして音出ししますと小さいのに意外に裏側の穴から音が響いております。

弾き方も良く判りませんが変わった弦楽器マニアのÝ君が持って来てくれたハサピでございました~

また変わった楽器ゲットしたら持って来てね!

 
 
 

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