ギターのパトロール通報をAさんから頂いて駒ヶ林のBオフさんからハモックスのレアなフォークタイプのアコギを救出して来ました。
入手した時は奇麗な個体でしたがブリッジの6弦側が浮いておりました。
交換されていたペグの元穴が開いていたのと低価格帯のヤマキ系特有のフレットの端の処理が適当な感じです。
アジャスタブルのサドルもプラスチックでフレットとRが合っておりません。
替えられていたペグはばらして磨いてギアにグリスを塗るとスムースだったのでそのまま使います。
フレットの端を処理してサドルを造り直してブリッジを接着しました。
ブラス製のナットを磨いたら奇麗に輝いて良い感じになりました。
ペグ穴も塞いでフレットの端を処理して引っ掛かりも無くなって0フレットなのでとても弾き易いハモックスが復活しました。
今のアコギって0フレットがないのでとても弾き易いのであったらいいのになーと思いますが…
見た目は普通ですが、ついでに最近やってるエレアコ仕様にもなっております〜
ヤマキのFタイプのこのハモックスと同じアジャスタブルサドルで0フレットのを探していたのでヤマキ製ではなくてこちらはヤシオ楽器製なんですが作りやフレットの処理の適当な感じからして元々同じ所で作っていたのでは?!と感じますがまあ当時の事ですから良く判りませんが、とても弾きやすくて奇麗なハモックスとても味わいある感じで鳴ってくれて気に入っておりますが、ネットの情報でヤマキファンの方には知っておられるかもですが、大阪でFMラジオのDJをされているヒロ寺平さんのお父さんがヤマキの設立された方でヒロさんはその御曹司だそうでヤマキを海外に売り込んだ張本人であるのを知りました。
新しいヤマキのギターのデザインを考えて英語の勉強をする為にカナダに留学して現地のギター卸会社にヤマキを売り込んで海外にヤマキを広めたそうで後にヤマキの貿易部長になられて海外で凄く売れたそうですね~!
で海外ではYAMAKIではなくてYAMAHAと似ているからヤマキの販売会社の「ダイオン」で売っていたとのことで売れすぎて木の備蓄がなくて乾燥していない材を使って海外で荷揚げされた殆どのギターの表板が割れていたとかで、その後ヤマキは倒産してと紆余曲折があったようですが、今となっては無きヤマキの事を誰よりも知っているヒロさんに当時の事とかを伺ってみたいものですが、あらためてヤマキを含めてこのハモックスも良いギターなのでこれからも機会があったら「ダイオン」系のギターは探してみたくなるそんなハモックスのF1201でございました。
Aさん何時もパトロール&情報提供ありがとうございます🙇♂️
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