ご近所からお越しのÝ様よりk-country HC-700のメンテナンスのご依頼を頂きました。
Ýさんがお若い時に三木楽器さんが未だ三宮にあった頃に買われたというHC-700です。
買う時にギブソンとかマーティンもあったそうですが、店主さんから目をつむって一番ええ音のするのを選び⁉と言われてこれに決めたそうで、以来大切にされていたようです。
(三木楽器さんが三宮にあったのは知りませんでした…)
3年程知り合いのギターを教えている方にお貸ししていて近々戻ってくるからK-カントリー持ってくるわーとお聞きしていて見せてもらいました。
70年代初期のHC-700ですがとても状態が良くて過去にロッコーマンさんとかできっちりメンテナンスしてこられたようで傷も少なくて弦高も低くて”Ýさん、状態が良いから触るとこないですやん⁉”という事で弦交換と全体の清掃等をさせて頂きました。
少し曇っていたフレットを磨きまして、ボディ内部と全体も磨いておきました。
ペグがオリジナルからゴトー製に替えられていてネジ穴が見えていたのでサービスで埋めて目立たないように着色しておきました。
HC-700という事で当時の上位機種であろう個体でサイドバックが超ど派手なハカランダ(多分合板)が凄まじい迫力があって中々お目に掛かれないような木目だったので何枚も写真を撮ってしまいました。
新品の弦(ダダリオ・カスタムライト)に張替えて鳴らしてみるとハカランダのずっしりとした深ーい鳴りをしておりまして、当時の国産ギターの作りの良さを実感させられるHC-700でありました。
HC-700は前期モデルと後期モデルがあったようでこちらのはハカランダの前期型で後期型はサイドバックがローズウッドになっていたようです。
なんかヤマハの初期のLシリーズみたいですね~。
希少で大切にされてきたHC-700これからも大切にして下さいませ。
Ýオクを観ていたら更に上位のHC-1500が出品されておりました!
縦ロゴの”縦カントリー”でツリーオブライフ、ネックの根元に凝った彫り物、当然サイドバックはハカランダという凄いのが20万で流れておりましたが、どなたか落札されるのかな~⁉
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