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NO.352 ARIA Dreadnought D-60

  • guitarportkobecom
  • 2022年7月29日
  • 読了時間: 2分

何時も御贔屓頂いておりますミナエンタウンのライブバー、ミルキーサウンド店主のYさんからアリアドレットノートÐ-60フレットすり合わせのご依頼を頂きました。

このD-60は以前にもメンテナンス(確か弦高調整等)させて頂いて、Ýさんのお店においてあるギターでとても良く鳴るギターなので私も同じÐ-60が欲しくなって、良いのを入手しまして気に入っておりました。(既に売却済みですが…)


今回は、長年の使用でフレットがだいぶん減ってきているみたいでフレット交換を考えているとの事でしたが何とかもう一回摺り合わせが出来そうなので、フレット交換は次回という事でやってみました。

ローフレットの2弦辺りのフレットに摩耗があるのでなるべくフレットの傷を残さないようにかつ全体のバランスを考えながら軽めにフレットの頂点を削ってすり合わせしていきます。

作業前にネックが真っすぐな状態になっているか鋼尺を当てて確認します。(必要に応じてネック調整します)

指板をマスキングテープで養生してフレットの頂点の黒のマジックに残った傷の状態を見ながら軽い力でフレットを均一に削っていきます。

フレットの削れた頂点の角を専用のやすりで削って角を丸めます。

耐水ペーパー、スチールウール等を使ってフレットの頂点を残しつつ、フレットの断面を丸く整えます。

仕上げにコンパウンドでフレットを磨いて、マスキングテープを剥がして指板にオイルを塗布して作業完了です。

新しい弦を張り直して音詰まりが無い事を確認しました。

フレットを削った分、ナット溝の調整が必要な場合があるので確認して今回は軽めにすり合わせたのでナット溝の調整の必要はありませんでした。

ボディ全体を磨いてちょっと若返ったÐ-60が豪快な鳴りを響かせてくれました。

サイドバックの豪快なハカランダの木目が良い感じですね~。

ミルキーサウンドさんの看板ギターとしてこれからも頑張ってくれることでしょう!

Ð-60と入れ替わりにこちらもお店の看板ギターで活躍しているギブソンハミングバードのピックアップ取付の依頼も頂きましたので次回に紹介します。

 
 
 

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