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NO.301 ヤマキYB-300

ヤマキYB-300を入手してメンテナンスしましたので紹介します。

ヘッドの形が特徴的な通称バッファローヘッドのヤマキYB-300です。(私的にはマジンガーヘッド⁉︎)

最近、良くお世話になっているカズチューブのOさんが以前にヤマキのバッファローヘッドを持っていたと動画で仰られていたので気になっておりまして、たまたま見つけたのでちょっと状態が悪かったのですがカズチューブのネタになるかも(バッファロー繋がりで!)と入手してみました。(Oさんの持っていたのはこれより上位のYB-500だったらしいです)

このヤマキはご近所のリサイクル業者さんの所で救出したのですが、取りに行った際に知り合いのリサイクルショップ店主のNさんがその場におられて、偶然にもばったりと合いましてそのリサイクル業者さんに僕の事ことを紹介してくれまして、今度ギターが入ったら知らせて頂くことになりまして、世間って狭いな~というか神戸って狭いから何かしらつながりがあったりするねんってNさんが言ってました。んー、なるほどー!

入手時とにかく汚れが中々のものでボディの中の埃とかペグなんかはタールがこびりついて(前のオーナーさんはヘビースモーカーだったんやろなー)いて貫禄があって傷もあったり、ブリッジは横に亀裂が入っておりました。(まーなんとかなるでしょ~)

あとサイドにヤマキのお約束の白濁が少しだけ気にならない程度にあります。

外せるパーツは全て外してかなり磨き甲斐がありますが丸一日掛けて何とか輝きが少しは出てきたようです。

ブリッジの亀裂は木をブリッジの幅に合わせてクランプで挟み込めるようコの字型のを作ってタイトボンドで接着させました。

接着したブリッジは塗装して亀裂が目立たないようにしました。

サウンドホールから覗くと四角いラベルが貼ってあったのでよく見ると長田の山田楽器店と書いてあったので調べても出てこなかったのですが、先日ウクレレを取りに来られていたEさんがこれを見て昔高校生の頃、その山田楽器店に友達と楽譜を買いに行ったことがあるわ~って教えて貰って年配のご夫婦でやっておられたようで今はその山田楽器店は無くなっているのですが、昭和52年なんで私が12歳の頃にそこで買った40年以上前のことになりますが、当時の事を考えたりすると何だか昭和のノスタルジーな気持ちになってこのジャンクなヤマキを復活させたい気分になりました。(長田区久保町3丁目の夕日バージョン⁉妄想劇場…笑)

サドルも少し削って弦を張ってこれくらいにしておこうかと思っていたのですが、ボディの傷が目立つので塗装を落としてクリアーを吹いてみることにしました。(傷はあるものの良い感じに焼けているので完全には塗装を落とさずに木の表面が薄っすら見える寸前まで塗装を削って焼けた感じを残しつつ再塗装しました)

外したピックガードは剥がすときに割れたので鼈甲柄のと黒いのを作りましてどちらにしようかと迷ったんですが元も鼈甲柄だったのでそれを付けました。(少し黄色みがかった鼈甲柄なのでどうかなと思ったのですが付けてみると良い感じでした。黒も締まったいい感じなのでちょっと迷いました…)

弦高も低く弾き易い状態になりまして傷が癒えたヤマキは合板ですがとても鳴りが良くて流石にヤマキのギターは良く鳴るなーと実感しております。

カズチューブのネタになるかもと何気に入手したバッファローヘッドのYB-300でしたが復活させることが出来て良かったです。


鳴りの良い漢らしい武骨なYB-300、ヤマキファンの方如何でしょうか。

ハードケース付きで35000円(税込み)です。黒のピックガードのおまけ付きです。


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