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NO.268 ビルローレンス テレキャスタータイプ

  • guitarportkobecom
  • 2021年9月28日
  • 読了時間: 3分

ビルローレンステレキャスターのポット交換・他メンテナンスのご依頼を頂きました。

ビルローレンスのテレキャスでリアピックアップ一発のシンプルな外観で特徴的なヘッドデザインで作りも良い感じでコブラのステッカーとドクロのノブがチョイ悪な雰囲気を出しています。

ご依頼内容的には切換えスイッチをリア側にすると少しノイズが出るらしいのでポッドを交換して欲しいことと2弦のハイフレットで音詰まりがあるのでそれも直します。

リアピックアップ1発なのに3ウェイの切換えスイッチが付いていてフロント側にするとトーンが0の状態、真ん中にするとトーンが効く状態になって、リアにするとトーンがフルの状態、ヴォリュームは各スイッチで効きくような仕様になっています。(切換えスイッチ無くても良いような~)

予備のポットが無いので、注文してそれまでに出来ることからやりまして~、先ずは音詰まりという事でネックが順反っていたのでネックを外して調整しました。(このロッドの頭がボディー側にあるのっていちいちネックを外さないと調整出来ないんでヘッド側に調整部がある方が楽で良いです~、ピックガードを外しましたがフロントP.U用のザグリが無いんやーっと思って、オーナーさんもフロントP.U付けよう思っても付けれないのでザグリがある方が良かったって言ってたのを思い出しました(せっかく3ウェイスイッチが付いているのに~)

あとピックガードの木ねじを磨いたり、ブリッジ外してザグリの中の掃除して~(ダンカンの良いピックアップ付いてますね~)フレットも磨いておきました。

弦を張ってネックの反りを触った分、弦高が下がり過ぎたのでブリッジの高さを良い塩梅に調整しまして~、音詰まりも治まっていることを確認しておきました。

ポット(ポテンションメーター)って言っても種類があって大きさで言うと24㎜と16㎜、9,5㎜とかがあって抵抗値が250kΩから300、500kΩ、トルク(動かす重さ、軽さ)の違い、効きの特性(Aカーブ、Bカーブ)等を考慮しないといけません。

オーナー様よりライブで頻繁にノブを触るのでトルクが軽いのが良いとの事でした。

最初に注文したのがトルクが重たくて注文し直さないといけなくて、シングルピックアップなので抵抗値が250kΩでAカーブ(ボリューム用)とBカーブ(トーン用)でかつトルクが軽いのが欲しかったんですがよくわからないのでお世話になっているサウンドハウスさんに電話して聞いたら国産のでトルクが軽いのって殆ど無くてESPから出ているBOURNSのが軽いですって教えて頂いて、届いたら丁度良い感じだったのでホッとしました(あとCTSのヴィンテージタイプとか、ポットの裏側にへこみがあるへそ付きってのがトルクが軽いらしいのですが画像を見てもポットの裏側の写真って載ってないからへそ付きなのか良く判りませんし、トルクの記載って書いてないし〜)皆さまもポットを買う時よーく注意して選定してくださいませ…。

それとこのギターに付いていたポットは何故か500kΩ(ハムバッキング用)だったので250kΩに替えます。

これですんなりと交換出来ると思ったら、買ったポットの軸径が太くてインチサイズ(9ミリ位)で元のがミリサイズ(約7ミリ)なのでプレートの穴を加工する必要がありました(汗)

という事で色々勉強になったポットの選定でしたが色んな種類があって調べてみてポットのことが少しは判りました。

少し日にちは掛かりましたがオーナー様に出来上がったのを確認して頂いてほっとしました。コロナが落ち着いて、このちょい悪なテレキャスがライブで活躍できるように願っております。

この度のご依頼ありがとうございました。

またのご依頼お待ちしております。







 
 
 

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