NO.182 モーリスMR-451
- guitarportkobecom
- 2021年2月9日
- 読了時間: 2分
入手したモーリスMR-451(エレアコ)を紹介します。
モーリスの2本あったエレアコ(TR652、EZ)が売れまして、入れ替わってこのMR-451がやって来ました。
90年代のKOREA製のエレアコです。
それ以前のオベーション風なカーボン樹脂をバックに用いた路線から木製のサイドバックに方向転換していてどんなものかな?という感じですが、外観的には目立つ傷は無くてヘッドのポリの塗装が浮いているのでこれは一旦塗装表面を剥いで、クリアーを拭いたら何とかなりそうで電装系も問題なくてアンプから音が出たので良かったのですが…。
ボディ内部を掃除していると何か変な感じがして、トーンバーを触ってみると殆ど外れ掛けていて、2本あるトーンバーが両方奇麗に取れました。
今までこんな経験は初めてで、トーンバーが浮いていたりすることはよくありますが触っているとあっさり取れたので、何とも言えない感じですがまぁ割れたりせずに幸いにも奇麗に外れたのできちんと接着して直したいと思います。
他の箇所も診てみるとXブレースの下側も2本とも浮いていおります。(流石の韓国クォリティーというか、最近のは品質が良くなっていると思うのですが90年代辺りはちょっと怪しいですね…、まだ80年代のトルネード辺りの方が作りは良いですね!)
ネックヒールのプラの飾りも少し浮いていたので、あっさり取れました…汗。
外観はそこそこだったのですが中は結構ガタがきています。人間で言ったら骨粗鬆症のようなギターですが、しっかりと外れたトーンバーとXブレーシングを接着してあるべき姿に直しました。(作業に際して何時もと違ってプリアンプを外して取付穴から内部の様子が良く分かったので写真も取り易くて、作業しやすかったのが幸いでした。
しかし作る時にどんな感じで接着したらこんな状態になるの?と不思議に思うKOREAクォリティー!? 鼻くそかなにかで付けたの?…笑。
冗談はさておき、ボディ内部を直して復活したMR-451は何事もなかったかのように奇麗になりました。
長年、ブレーシングが浮いた状態だったせいでブリッジ周りが少し膨らんでいて弦高が少し高め(6弦12Fで約3ミリ)の状態ですが、思った以上に手が掛かったこのMR-451でしたが元気な音で鳴ってくれましたので直した甲斐がありました。
奇麗なグリーンのトップにビシッとトラ杢が入って見た目はとてもかっこいいです。
販売価格:お安く15,000円です。(税込み、本体のみ)
宜しくお願い致します。
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