いつもメンテナンスの依頼を頂いているOさんから茶木のW-2Gのクリーニングメンテナンスのご依頼を頂きました。
いつも沢山の掘り出し物のギターを入手されては当方でメンテナンス(主にクリーニング)させて頂いております。
今回のアコギは珍しい茶木のW-2Gでサザンジャンボあたりのレプリカでとても雰囲気のあるアコギです。
もう一本モーリスのW-50のメンテナンスの依頼を頂きました。(次回紹介します)
年式、スペック等不明ですが状態的にはトップ板に少々の打痕(5ミリ程度)と弦高を下げる為にサドルが限界まで削られている位でネックの反りも無くてまあまの状態です。
ボディ内部の清掃、ボディ表面の磨き上げ、フレット、ペグ金属部を磨き上げてました。
ラベルが剥がれかけていたので貼り直し、低くなっているサドルに少しでも弦のテンションを掛けれるようにブリッジピンの穴を面取りしてみました。
サービスでボディ表面の打痕をタッチアップしまして傷も目立たなくなりました。
サンバーストがとてもいい感じでラッカー塗装ぽい感じでボディの木目がやや浮いていて、バック板の板目のローズウッドが迫力があってなんか野良猫のような柄で不思議な感じの木目です。
新品弦を張り音出ししますとギブソンの雰囲気そのままに音の方までそれっぽいジャキっとした鳴りで好きな人には堪らないギターだと思います。
オーナーのOさんもとても気に入っておられたようでほんとギターマニアの方で気に入ったギターは手元に残してそれ以外は売り買いされてそれなりに儲けておられるのでギターに対しての目利きが鋭くていつも感心しております。
私的にはもう一本メンテナンスさせていただいたモーリスTF-W50の方が好みの音で気に入ったので次回に紹介します。
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