前回のK-カントリーのÝさんが昔持っていたというヤマキDELUXE112(0フレット、ブラスナット、アジャスタブルブリッジのフォークボディー)を探して欲しいとお聞きしていまして、まぁ探すんで気長に待っててくださいという事で、アジャスタブルブリッジのアコギをストックしていたアリアF-100を紹介します。
ヤマキDELUXE112みたいに0フレット、ブラスナットではないですがアジャスタブルブリッジ&フォークサイズの昭和チックなアリアF-100でございます。
F-100なんで当時1万円だったんでしょうか⁉
中々、味のある作りなので各部を観ていきましょう。
アジャスタブルブリッジって言うても弦高を下げる為にサドルを目一杯下げてますんであんまり意味ないですけど…ボディの中のサイドのつなぎ目が鈴木とかであるギャザーがないタイプです、ブレージングはXでトーンバーが1本入ってて他はなーんもないシンプルでこんなんでええの~という感じですがその分太ーい力木になっています。
以前にナットをスキャロップ化しておりました。
ヘッド角度が何だか浅くてその分テンション感は緩めになっていてスケールもミディアムなんでとても弾き易んです。
ピックガードも何だかヤマハの赤ラベルそっくりであちらより5000円もお安いので当時からアリアってコスパには優れていたんですね~
あとボディの厚みが普通のフォークボディーより1cmくらい薄くてその分ボディの下側の幅がドレットタイプ並みに広くてどっしりとした感じなんです。
弦を張替えてネックを調整しようとロッドカバーを外すと、ロッドの先端にナットが付いていてあまり見ないタイプでこれが曲者でナットの頭がこれも珍しい9ミリでネックが少し順反りしてしていたのでナットを締めようとしたらナットの頭が舐めていてスパナが滑って調整出来なくて取り敢えずナットを緩めて新しいナット(M5のナット)を付けようとしたらどうやらネジのピッチが違うみたいで入らないのでどうしたものかと…
何だか特殊なナットなのでいつもお世話になっているネジ屋さん(兵庫区はネジ屋さんが多いのです~工場とか沢山あるからでしょうか)に現物を持って行って聞くと、古い規格のナットのようで在庫があったのでステンレスやけどええ~って店主さんが言ってくれまして、何個でもええよ~って言ってくれて1個だけ買うのも悪いので3個(1個100円)頂きました。
新しい手に入れたナットはぴったりとハマりまして少し順反りしていたネックも調整が効いて弦高も何とか6弦12Fで2.5ミリ位に出来ました。
このアリアF-100をÝさんにお見せしたら、”ええなぁ、わし買うわ~”と手付も頂いてホールドになりました。
本命のヤマキDELUXEも探しますので、アリアF-100も可愛がってくださいませ~。
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