入手したヤマハダイナミックギターを紹介します。
昨年末に入手した1960年頃に造られた黒ラベルの最上位機種のNO.8でございます。
FGは何本も持っておりましたが、何故かダイナミックギターって今まで持っていなくてずっと気になっておりました装飾の豪華な上位機種は欲しかったので今回入手しました。
ダイナミックギターってネックがクラシックギターみたいに太いのでヴィンテージでしかもオール単板やのにあまり人気がないのでしょうか⁈
このNO.8もネックは太くてナット幅は50ミリほどありますが以外にネックはそれほど厚くなくて意外と握りやすいです~
弦間が広いので慣れたら弦が押さえやすくて意外に弾き易いんやな〜と思いました。
当時物の年期の入った薄いハードケースが渋くてギターがぴったりと収まっておりました。
ケースの中にピッチパイプと当時のダイナミックギターの弦が入っておりました~
1960年辺りの製造のこのNO.8は半世紀以上経った個体としては奇跡的な奇麗な状態を保っておりまして元々ガット弦が張られていてフレットの減りも少なくてネックの状態も良くて弦高も低くサドルに3ミリの丸い牛骨のが付いておりましたが2ミリの真鍮サドルに交換して更に低い弦高(6弦12Fで約2.2ミリ、1弦2ミリ)になっております。
外観は黒ラベルの最上位機種だけにボディ周りとサウンドホールに豪華な螺鈿細工が施されていてポジションマークもブロックの貝(通常はドット)材もトップに厳選された蝦夷松、サイドバックは奇麗なトラ杢がでているメイプルが贅沢に使われていて観ているだけでうっとりとします〜ご飯三杯食べれますよ〜笑
なので入手後は一通り奇麗にして、流石にペグは年期が入っておりましたので洗浄とグリスを塗ってスムーズに動く様にしました。
ボディ内の力木もシンプルな作りでサウンドホールを挟んで横に2本通っていてボディエンドに向かって真ん中に1本縦に入っていて郵便局のマーク〒みたいでブリッジを固定しているネジのナットが見えていました。
弦高が低いので鉄弦を張りました。
鳴らすと流石に厳選された材を使っているだけに深みのある正にダイナミックな鳴りで通常よりも小さめなサウンドホール(78ミリ)から想像以上の響きを轟かせてくれました。
お店においてある今は絶版になったダイナミックギターとFGを特集しているムック本に出てくるNO.8よりもこちらの方が断然的に状態が良いのが入手出来て、これに気を良くして今年に入ってからダイナミックギターにハマって一気に7本も集めてしましました~
ダイナミックギターヴィンテージなのにお安くて状態の良いのがゲット出来たらホンマに良いギターですよ~
残りの6本も次に紹介します~
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