レアなステラ・ハーモニーのパーラーギターがやってきました。
以前にも私に同じステラハーモニーを譲ってくれたハワイ在住のブライアンさんがまた来てくれて何とまたこのステラを譲ってくれました~
フェンダーのソフトケースを抱えて~”マタギターヲモッテキタヨ”と見ると古ーくてでも奇麗なステラのパーラーギターが入っておりました。
”アナタニアゲル”と二本目のステラをハワイから手荷物でわざわざ日本まで持って来てくれて、ほんとに嬉しいのですが”幾らかで買い取りますよ”と言ったのですが”イイヨ~”と仰って前回同様、私に下さることになりました。
聞くとメインランドのコロラドから探してくれてやって来たこのステラですが、60年代の個体にしては奇麗な個体でございますが少々弦高が高くて(6弦12Fで4ミリ)トラスロッドはなくて多分ネックには補強の棒が入っているみたいで反りも少々でした。
ボディ全体のトラ杢が入っておりますがこれはペイントで材は安価なバーチ材みたいでとても軽い個体です。
スケールは610ミリで少々短めでネックはしっかり太め(ナット幅44ミリ、弦間ピッチも少々広め)ボディ内部のブレーシングはシンプルなラダーブレージングでボンドがはみ出していてアメリカンな大雑把な作りでございます。
ヘッドの形がレアなフェンダータイプでとてもクールでカッコいいですね。
ブリッジの2本のネジを外すと何とあっさりとブリッジが取れて接着されていませんでした。ブリッジを剥がす手間が省けてラッキーでしたが弦を張ってもブリッジはしっかり付いております。(ネジは木ねじではなくて、ボルトで裏側でワッシャーとナットでしっかりと固定されておりました)
ブリッジを4ミリ程削って弦高を低く調整(6弦12Fで約2.5ミリ)年老いたステラを弾き易く調整しました。
ボディ全体を奇麗にして、鳴らしてみるとボディが軽いせいかとても乾いた味わいのある鳴りを響かせてくれました。
とてもヴィンテージな雰囲気があって飾っているだけで心落ち着くステラ、またまたお気に入りのギターになってしまいました。
サウンドホールの匂いを嗅ぐと懐かしいような田舎のおばあちゃんの家みたいな香(アメリカの香り⁈)がしております。
こんな希少なギターを2本も譲って頂いたブライアンさんには感謝しかありません。
後日に帰国されてから英語のメールを頂いて、グーグル翻訳で和訳して私が元気そうにしていることを喜んでくれていたみたいで、他にも興味があるギターがありますか⁈みたいなことを書いてくれて~このステラを頂いただけで充分嬉しいですがまた他にもレアなギターを持って来てくれるのでは⁈と要らぬ想像をしてしまう、私にとってなんとも素晴らしいお方と出会えた出来事でございました。
ブライアンさん本当にありがとうございました。
いつもサプライズで来られるので今度来られた際は何かお返しをしますので、またお元気なブライアンさんに再会できることを心待ちにしております。<(_ _)>
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