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NO.247 ギブソンJ-45

ギブソンJ-45のサイド板割れ修理のご依頼をいただきました。

ギターを車で運搬した際にソフトケースに入れていたのですが、何かの衝撃があってサイド(正面から見て左側)が30CM以上割れていてましたが、幸い奇麗に縦に割れていて欠けとかは無かったので接着して表面を均して塗装すれば目立たなくなりそうです。

割れた隙間にタイトボンドを流し込んでクランプで挟んで固定して24時間以上掛けて割れを修復しました。

その他の箇所を診てみると割れた側の裏板のブレーシングにも欠けと浮きが有ったのでそこも直しておきました。(車でギターを運搬する際は思わぬ衝撃でこのようになってしまわないようになるべくしっかりしたハードケースでギターを運ぶことをお勧め致します)

サイドの割れはその後、塗装と研磨、磨き上げを繰り返してなるべく傷を目立たないように仕上げました。

その他、アウトプットジャックの緩みを修正して、少々高かった弦高をサドルを研磨し1ミリ程さげて弾きやすく調整しました。

最後にボディ全体を磨き上げて新しい弦に張替えてなんとかJ-45を復活させることが出来ました。

ボディカラーが濃いめの渋いブラウンでJ-45にしてはレアな落ち着いた感じが印象的な個体です。

オーナーさんは以前からメンテナンスに出そうと思っていた矢先にこのような状態になってしまい…と残念がっておられましたが、直ったJ-45をお渡しして割れた箇所が直ったことをとても喜んで頂き、弦高も調整して弾きやすくなったと言ってくださったので私も自分のことのように嬉しくなりました。

復活したJ-45でをこれからも可愛がってくださいませ。

この度のご依頼誠にありがとうございました。


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