前回のMEIKO L-200に続いてコンパクトなクラシックギターのアリアPEPEをお預かりしました。
購入されてから殆ど使われずに押し入れにしまっていたギターの弦を交換して欲しいとのご依頼でした。
奇麗な状態であまり弾いていなさそうな感じです。
弦を張替えて全体を磨きました。
アリアPEPEってスペイン製でコンパクトなクラシックギターで、このPS53はスケール長が530ミリであとPS48、PS58があるみたいで真ん中のサイズで女性や手の小さい方にも扱いやすい可愛いクラシックギターです。
コンパクトなギターですが作りも良くてトップはシダー単板、ネックの根元を見るとネック接合部が張り出していて伝統的なスペイン式で本格的な作りになっています。
フォークサイズのアコギと比べても一回り小さくて、でも音は意外にしっかりと鳴るので手軽に弾けるセカンドギターとして根強いロングセラーのギターで昔のアリアのカタログの後ろの方にアリアPEPEってありましたね~。
ご年配のオーナーさんはまたギターを始めたいとのことで弾きたい曲があるんよ、との事で聞くとすぎもとまさとの吾亦紅(われもこう)と言う曲が好きでこのギターで弾けるように練習したいとのことでした。
吾亦紅って知りませんでして聞いてみますとアルペジオ調の哀愁漂うとても渋い曲でした。
2007年の紅白歌合戦にも出場されてたみたいで有名な曲みたいですね!
私よりのだいぶ年上のオーナーさんはとてもお元気そうでタクシーの運転手さんされてて、よく店の前を通っていてギター屋さんがあるのでいつか持って行ってまたギターを弾こうと思っててんと仰っておりました。
とてもお話好きなオーナーさんで色んなお話を聞かせて頂きました。
これからもお元気でこのアリアPEPEで吾亦紅、弾けるよう楽しんで下さいませ。
またのご依頼お待ちしております。
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