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NO.208 モーリスW-25

  • guitarportkobecom
  • 2021年4月5日
  • 読了時間: 3分

お隣のマンションにお住いのお客様からモーリスW-25のを買取りしましてメンテナンスしましたので紹介します。

実家のお父さんが使っていたこのW-25ですが、使わないので息子さんが持って来られまして状態をみると左のサイドに少しのヒビがあったのですが(目立たなく直せそう…)ネックは真っすぐだし弦高も低くてこれは手を加えれば十分に使える子だと引き取らせて頂きました。(Hオフとかに持っていったらタダ同然なんでしょうけどまあうちはきちんと直して使えるようにしますので高価買取り致しますよ~!)

買取り出来なかったら捨てようかと思ってるって言ってましたけど、今どき捨てるのにもお金が要りますよ~って私が言いますとえ~そうなんですか?って昔はよくギターが捨てられてましたけどね~(神戸市のごみ袋に切り刻んで捨てたらタダなんでしょうけど…そりゃ~ギターが可哀そうってもんですよ、私んとこ持って来て正解でしたね、捨てる神あれば拾う神ありですわ…)

私の提示した額に売り主さんもえ~いいんですか!って恐縮しておられましたけど、お隣さんだし頑張りましたよ、お互いにwinwinで一緒にいた可愛いベイビーに何かいいもの買ってあげてくださいね!

一つ間違ったら捨てられる羽目になっていたこのW-25をいつものように各部を磨き上げました。

古びた弦を外して(6弦側がペグに反対に巻き付けてあるアルアル)サドルが牛骨使っているのか?と捻ってみると(樹脂製は柔らかいので判ります)あっさりポキっと折れて樹脂製でした。これも捨てずにサドルを作り替える時の高さの参考になるので残しておきます。

ショルダー部のちょっとした割れは裏側から押さえ込んで接着してクリアー吹いて目立たないようにしました。

オリジナルのカバードタイプのペグも磨いて輝いております。

ひとつ上のW-30だったら確か、ペグはロトマチックタイプでボディ周りのインレイとロゼッタが貝風でサイドバックがローズウッドだったような…5000円の差でちょっと差が大きいような…当時の5000円って今での1万円位の違いがあるのかな?

ある意味、シンプルで潔ぎよくてこれはこれでカッコいいと思います。

幌馬車ラベルになったW-25に山田さんのサインがあります。(何時も奇麗なサインです!)

75年までの四角い唐草ラベルの山田さんのサインのにはTERADAの記載があるのですが幌馬車にはOEMの記載がないんですね。

サドルとナットも作り替えて(牛骨製に)弦高もとっても低く設定(エレキ並みに!)できました~。(締め切っていたロッドを緩めて余裕が出来てネックの状態もバッチリっす!)

息を吹き返したW-25はとても弾きやすくて鳴りも思っていた以上でちょっと予想外の嬉しさがありました!、W-40と弾き比べてみましたが負けないくらいに良く鳴ってます~。

元気になったW-25お安く20,000円(税込み)で販売致します。

古いモーリスは合板でも良く鳴りますね~。




 
 
 

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