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NO.169 Barclay&Sepia Crueのミニギター

更新日:2020年12月22日

ご近所のとらや(コロッケ&唐揚げが美味しい!)さんの娘さんが犬の散歩をしていたらミニギターを2本も拾ったので持って来られまして、鳴るようにして欲しいとのご依頼ございました。

へぇ~、2本もギター拾ったんですか!それはラッキーなことで、拾い主様は前からギターをやりたかったのでこれを機会にということで、メンテナンスすることになりまして拾ったギターの割には思ったより奇麗で2本もいらないから、緑の方(SepiaCrue)を頂けることになりまして、捨てる神あれば拾う神ありというやつでしょうか⁉

まぁ、一通り奇麗に磨いて、弦交換するくらいかなぁという感じでしたが…

先ずは、水色のBarclayの方から取り掛かりまして、古びた弦を外すとお約束のナットがポロっと取れまして、ペグも給油して磨いてフレットもピカールで磨き上げてボディもクリーニングして後は弦を張るだけでしたが、チューニングすると何だか弦高が高いので見てみるとブリッジが剥がれ欠けておりまして、すんなりと行かずに一日掛けて再接着する羽目になりました…(ミニギターは小さいので持っている治具ではうまい事ブリッジを挟めなくて無理くりですけど何とかブリッジを押さえ込んで接着させました)

これが、捨てられてた原因だったのかなぁと考えながら私の所に来たのも何かの縁なのでなんとかこの捨てられた子を直してあげたい気持ちになりました。

一日経って弦を張り直してなんとか弾けるようになりました。(あ~良かった!)

その後、弦高が高かったのでサドルを削って多少弦高が下げったのですが、トラスロッドがないのでネックの順反りは気になるところですがテンションも弱いのでまあ弾ける状態にはなりました。


緑色の頂いたSepia Crueの方はこちらの方は状態がまだ良い感じでした。

ペグを外して給油して木ねじの頭が殆どつぶれていたので全て交換(電動のドライバーでガーっとペグを取付けたような感じでしょうか、流石中華クオリティでございます)して全体のクリーニングと多少の傷のタッチアップと弦交換だけですんなりと作業が完了しました。

ボディ左側にイニシャルのような文字と日付が書かれてありますが、前の持ち主さんの誕生日かなにか判りませんが、何故かボディの色合いとマッチしていてそんなに違和感はないです。(まさか製造ロットではないと思うのですが、ボディに派手にロットを書いていたら逆に斬新かも…)

こちらのSepiaCrueは朝のバイト先の同僚のSさん(母・娘さんでギターを買って頂いた)の小6の娘さんが最近だいぶギターを鳴らせるようになってきたとお聞きしていたので丁度サイズ的にもいいかもということでクリスマスも近いのでプレゼントしました。

Sさんに差し上げる時に正直に元々拾われたギターというのをいって娘さんが気にしないかなぁと思ってたのですが、とても喜んでくれて「こんなに奇麗なギターを捨てる人がおるんや!」と本人さんはとても気に入ってくれているみたいなので安心いたしました。

小6からギターを始めたらこれからどんどん上手になっていくんでしょうね!将来がたのしみです。母親のSさんも来年からギター教室に通うらしいので親子で共通の趣味が出来てこれからも楽しみながらギターを続けてもらいたいなぁと思います。


水色のBarclayは持ち主さんにお渡ししてこれからギターを始めるということで、ご近所さんですしこれも何かのご縁なのかなぁという感じでございます。

丁度、インスタをやっておられるらしくてGUITARPORTの店の写真をアップしていただいたり茶菓子まで頂いたり、友人さんに音楽やっている人がいるので宣伝にもなってとても気さくな方なのでこれからもお力になれたらなと思います。

今回は2本の捨てられていたギターを再生出来て、新たな持ち主さんの元で可愛がって貰えてほんとによかったなぁと思える、可愛いミニギターとの出会いでありました。



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