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NO.92 アリアプロ2 CS達
以前に紹介したアリアプロ2CS-43からCS-350が2本とCS型式不明カーブドトップが加わり計4本をまとめて紹介します。
左上のシースルーレッドのCS-350です。このモデルのメインカラー的モデルでCSと言えばこの色が思い浮かぶ奇麗なレッドです。
アリアプロ2のPE、RSに次ぐ人気機種で故アートコバーン氏も愛用したことで海外でも人気があるCSシリーズです。
ヘッドにORIGINALCUSTOMBODY PAT.NO555710の記載があります。ボディデザインに特許を申請しているので真似しないでね!と主張しているかのようです。
ボディの形はギブソンのSGとレスポールJRをミックスしたような形で軽くとても弾きやすい形状をしております。
搭載されているピックアップがこれがなかなか良いもので、MMK-45ピックアップといってディマジオSUPER DISTORTIONのクローンと言われていたものでかなり歪みます。これだけでも人気のあるピックアップのようです。(MMKとはマツ、モク、コウギョウのMMKでこの45と53がスーパーディストーションでMMK-61と75がPAFを意識して開発されたようです)
コントロールがフロント、リアピックアップのタップスイッチがあり8種類の切換えで多彩なサウンドバリエーションが可能です。これだけのスペックで3万5千円の低価格で、当時あまりのコスパの良さに他メーカーからクレームが来たとのことです(そりゃないよ~アリアさん、そんなんされたらうちらのギター売れませんやん!的なことやったんですかね…)
コストダウンしながらもデザイン、サウンドバリエーションに拘ったアリアらしいギターでただのPEの廉価版ではないよ!みたいなアリアの意気込みを感じるモデルです。
このCS-350は入手時、ブリッジサドルが一つ破損しておりましてなんとか合うやつ(フェンダーアメリカンシリーズのサドル)に交換して弾ける状態にしました。あとコントロールノブも無かったので手持ちの黒いスピードノブを付けてみました。ちょっとジャンクなCSで、汚れていた状態でしたが磨き上げ復活しました。
その右隣のブラックのCS-350は赤の350と色違いのモデルですが赤との違いがあってブリッジの形状が黒いのが弦の通し方が二通りあって、ボディの裏から通すやり方とブリッジサドル後ろに引っ掛けて通すやり方を使い分け出来ます。赤い方はボディの裏通しのみの形状です。(個人的には2通り出来るブリッジの方が便利で使いやすです)
あとポジションマークが赤い方が7ミリと少し大きく、黒い方が6ミリでした。
他、赤のピックアップが白黒のゼブラで黒が黒、黒で赤のネック裏がナチュラルカラーで黒い方がネック裏も黒の塗装です。同じようで微妙に仕様が違うところが面白いです。
音はどちらもパワフルに歪んで80年代のハードな音を出します。
左下の濃いブル-のCSが型式不明で他のCSと違ってトップがカーブドトップになっていてレスポールスタジオのダブルカッタウェイ版のような感じです。
あとブリッジがバダスタイプが付いていて良い感じです。他の特徴としてボディ厚みが薄くネックが他より薄めでかなり弾きやすいんですが調べてもモデル名が判らず謎なCSです。
入手時に安っぽかったペグをキーストンタイプのペグに替えていい感じになりました。
右下4本目がCS-43で以前に紹介していますが、このモデルを入手してCSって軽くて弾きやすいので他のを集めたくなりました。
フロントシングル、リアハム仕様でリアハムのみタップスイッチが付いておりシンプルですがCSの中では価格が一番高いモデルです。89年製の後継モデルなので価格も高めなんでしょうか。ヘッドにBeat Masterとあるように従来のリードギターよりなCSからバッキングも意識したモデルで希少なCS-43です。
残り最上位機種のCS400(カーブドトップ)を入手してコンプリートしたいですね!
アリアCSお探しの方のご来店お待ちしております。