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NO.89 エピフォン ハミングバード
更新日:2020年6月20日
エピフォンハミングバードのペグ交換の依頼がありましたので紹介します。
4弦のペグシャフトがカバー毎無くなっております。
何かの衝撃が加わった時にぐらついて、ある日突然このような状態になったとのことです。
ヘッドに損傷がなかったことが幸いでございます。
ペグに何らかの衝撃が加わった場合、このような状態になってヘッドを守るように計算しているかのようで恐るべしクルーソンって勝手に想像しました。
〔知らんけど⁉️)
ちょうどクルーソンタイプのペグの予備があるので早速交換します。
ボディ全体もややくすんでいていたので、クリーニングメンテナンスと弦交換もして行きます。
弦を外すとナットがポロっと取れました、後で接着しましょう。
外せるパーツを全て一つずつ磨いていきます。
いきなりペグの取付けが完了しています。元々付いていたペグが形はクルーソンペグですがブッシュがロトマチックタイプの6角ナットのネジ込むタイプで交換したものは普通のクルーソンタイプなのでブッシュの形状が違いますが見た目の違和感をなくすためにブッシュの下に元々付いていたワッシャーを入れてみました。〔ペグの取付けのネジ穴もピッタリで交換出来ました)
仕上げにボディ全体、フレット、ペグを磨き上げて私の姿が映るくらいまでに仕上げました。
弦を張って鳴らしますと2弦がやや音詰まりがあったのでネックの反りを少し戻すと解消して、元気な張りのあるギブソン系のジャキッとした鳴りを出してくれました。
翌日Oさんにお渡しして奇麗になったハミングバードを試奏していただき喜んで頂きました。このハミングバードはお兄さんから譲っていただいたもので今回のリペアーでこれからも末永く使っていただけることを嬉しく思います。
修理に持ってきていただいた日に他にももう一本アコギが欲しいということで、セットアップが完了したての前回紹介のヤマハFG-151をお勧めしたところ気に入っていただいてお買い上げして頂きました。(誕生日が近いので自分への褒美としてこのFG-151を購入頂き、セットアップが丁度終わったタイミングだったので早速、良い嫁ぎ先が出来て私も嬉しく思いました)
これからもハミングバードとFG-151ガンガン弾いて可愛がってくださいませ!