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NO.87 アリアプロ2 WILDCAT達
更新日:2020年6月14日
NO.74で紹介しましたストラトタイプ編のアリアプロ2WILDCATを入手してからそのWILDCATがノーマルの状態からかなり改造されていて(電気系統及び違ったネックへ付替えられている等)持った感じのバランスが良くてとても弾きやすい形でストラトより少し小ぶりなのにストラップ側のカッタウェイが長くてヘラクレスオオカブトみたいでかっこいいなと思い、ノーマルのWILDCATってどんなものかと興味がわきましてRS WILDCATシリーズを集めました。
5本のWILDな猫達でございます。
以前に紹介した改造された黒猫です。最初に入手しました1本です。5ウェイスイッチから各ピックアップのONOFFスイッチに替えられ、ジャックもストラトの船型に、そのためピックガードもカットされ白いものが付け加えられ、ボリュームも1ボリュームに、ネックも他のものに替えられておりまさにWILDな野良猫状態です。何故かフロントとミドルのシングルピックアップがすごくパワフルに鳴ります。
となりのが珍しいブルーなサンバーストのお洒落な猫です。ピックアップのマグネットが丸いタイプではなくてバータイプの80年代に流行ったタイプでとてもパワーがあります。
リアピックアップはプッシュプルでハムからシングルにタップすることができちゃいます。
このタイプのピックアップは、80年代に流行ったビルローレンスのL-500がありました。ピックアップのマグネットを丸型のポールピースからパータイプにすることによりチョーキング時にポールピースから弦が外れて音切れする事を防ぐ事が出来て中高域が強調され、ハードロック、ヘビメタ系アーチストに好まれていたそうてす。
3本目は赤猫です。こちらもバータイプのピックアップが搭載されていてフロイトタイプトレモロ(ACT3)、ロック式ナット搭載でThe80年代のHR/HM全盛時代の風貌です。
こちらのモデル名はHELLCAT(地獄の猫とか性悪女の意味)と凄いネーミングになっています。
4本目は少しおとなしめな白猫でございます。白というより黄色みがかったクリーム色で良い感じの色合いです。仕様もオーソドックスなWILDCATです。トレモロはACT2で青猫と同じのが付いています。他のにも付いていますがヘッドの弦のテンションバーがこれも80年代のエレキの感じです。
ヘッドの形もコンパクトで好き嫌いあると思いますが、たぶんアリアのAの形を表している?この形もいい感じですねー。
最後はこれも黒猫で、他のと違って2ハム仕様でロックナット式、オリジナルトレモロ(ACT/PLS)で武骨なファインチューナーが付いています。真っ黒でかなりワイルドだろ~な雰囲気です。
自分でも良くも同じようなのを集めたなぁと思いますが、それぞれ少しずつ仕様に違いがあるところが面白いです。
ボディの形が80年代の初期に流行って好きだったスルーネックのRSシリーズ(渡辺香津美先生使用で当時、一世を風靡)と似た形で、その後RSWILDCATと名前を変えてRSを継承していたんだなあと思うとなんだか愛おしくなります。
元祖のRS850、750はとてもレアですがいつか入手してみたいギターです。
個人的にも70~80年代のロックが好きなので当時の雰囲気のするこのギターが好きで、当時国内外の沢山の有名アーチストがアリアを使っていて国産エレキギターの全盛期だったと思っています。
どの猫も奇麗に磨き上げましたので気になる方はお気軽に試奏しに来てください。