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NO.68 MILS2000 D-30
状態の良いMILS2000が入荷しましたので紹介します。
MILS2000は70年代にクロサワ楽器が販売していたオリジナルブランドで製造は日本のフォークギターの草分け的存在であった長野楽器です。
トップはスプルース単板、サイドバックローズウッド、ネックポジションマークがヘキサゴンインレイ、ロゼッタ・ボディバインディングにヘリンボーン、ヘッド裏にダイヤモンドヴォリュート加工と豪華な仕様になっております。
型番のD30で当時の3万円のクラスのギターとしてもかなりのコストパフォーマンスの仕様です。
前オーナー様はかなりのギターマニアの方(100本程のコレクション)で、このMILS2000について色々と教えてもらいました。
製造元の長野楽器は日本のエレキギター製造の草分けだったテスコ弦楽器の資本下のアコースティックギター製造工場として誕生し、後のモリダイラ楽器を立ち上げる森平利夫氏が経営に参画していましたが、1967年1月に森平氏は独立します。
その後の長野楽器にフォークギターの製造を依頼したのが黒澤常三郎氏率いる黒澤楽器でその後、MILS2000を始めとした黒澤楽器ブランドのギターが製造されていきます。
ここからは前オーナー様の推測になりますが、60年代にガットギターの製造販売を手掛けてきた黒澤氏が、次にブームが来ると目されていたフォークギターの製造工場に関心を持っていたとしても不思議ではないと想像し、1967年1月に森平氏とともに田原良平氏、高橋君男氏といったベテラン職人が抜けた長野楽器を支援したことが、後にクロサワ楽器店を立ち上げるきっかけになったのではないかと。
クロサワ楽器の設立が1967年5月なので時期が符合します。との推測をされている前オーナー様で、この辺りの真相を黒澤常三郎氏が今も御存命であるのでお会いする機会があれば、是非とも創業の秘話をお聞きしてみたいとのことです。
私も以前からMILS2000については多少知ってはおりましたが、想像も含めて前オーナー様のギター関連の知識にはとても感心致しました。所有しているギターに関しては徹底的に調べることが面白くてコレクションがやめられなくなった理由の一つであるそうです。
沢山のコレクションを整理して、ご自分の生まれた年のバーズイヤーギターとライブ演奏に使うギター以外を手放すそうです。
そんこんなで私の元へこのMILS2000がやっってきました。
状態はとても良く、いつも通りメンテナンスしましたがよく手入れされておりました。
サドルだけ牛骨に替えたくらいです。弦高も低く12F6弦で約2.2ミリ1弦で2ミリととても弾きやすい状態になっております。
鳴りも良く、外観通りマーティンのような煌びやかなバランス良いサウンドを出します。
外観は傷も少なく、当時3万円のギターとは思えない作りの良さを感じます。
サウンドホール内の牛さんがモーヴィー君みたいで覗くと目が合ってしまいます。
また手元に置いておきたいアコギですが、気になる方がおられましたらお譲りいたします。
販売価格:35000円(税込み)宜しくお願い致します。