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NO.61 ヤマキF-15

更新日:2020年2月4日

未だ根付いファンの多いヤマキのフォークボディーのF-15です。


入手後にペグを国産のオープンタイプのものに替えた以外はオリジナルの状態です。

70年代の低価格帯のアコギのペグはイマイチなのが多いのでこのタイプのペグに取替えます。ブッシュのサイズが同じで、ペグを木ねじで取付けるだけなので簡単に取付けれますし、ヴィンテージ感があるのでほとんどこれに替えます。ロトマチックタイプのペグはごつくて似合いませんし、ブッシュの径が合わないので加工が必要ですし重量も重めなので、ドレットノート用って感じでしょうか。

フォークタイプのアコギって、ヤマキ以外にも当時のどこのメーカーもだいたい低価格帯のがほとんどで、高級機種はみなドレットタイプばかりですね。個人的にこのサイズのアコギが好きなので安く手に入るので助かるんですが、当時はアコギではなくフォークギターと呼んでましたけどドレットタイプが主流でしたし、今でいうトリプルオーってマイナーというか女性用的な扱いだったイメージです。何故か私もフォークサイズのアコギは興味なかったです。やっぱりクラプトンがアンプラグドで使ってたトリプルオーが私も衝撃を受けてアコギであんな弾き方ができるんだ?流石、クラプトンと影響を受けて中学時代に一度挫折したアコギをやり始めるきっかけになり、現在に至るという感じです。


ヤマキのギターは作りが丁寧で例えばナットの形一つとってもヘッドの根本の広がっている形に合わして作られていたり、ネックの仕込み角度がいい感じで弦高が低い個体が多いです。トラスロッドをサウンドホール側から触れるようにしたのが確かヤマキが最初にしたらしいとか、当時の技術の高さは他のメーカーより上を行っていたように思います。

イマイチなところもあって私の見てきたヤマキはフレットの端の処理が雑で指板から浮いているようなのが多いように感じられます。

このF-15は小ぶりなボディで更に厚みが95ミリと薄いので弾いた時の反応が早い印象があり、スケールもミディアムスケールで弦高も低いのでとても弾き易いです。今は亡きヤマキが根強い人気があることが何となく分かる気分になるそんなギターであります。

店頭価格24000(税込み)です。

次回もヤマキが登場します。

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