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NO.58 ヤマハFG-170
更新日:2020年2月18日
ヤマハのFGが続きまして、FG--170のご紹介です。
前回のFG-130と外観的には殆ど同じで違いと言えば確か130がサイドバックがサペリで170がマホガニーみたいで、ネックもマホガニー(170)とナトー(130)の違いがあるみたいですが見た感じ木目の感じも同じようではっきりとした違いが感じられません。
こちらのFG-170はラベルに130には無い nakazawacho hamamatsu japanと印字されていてネットの情報によるとこの記載があるラベルはグリーンラベルでも初期のロットで希少らしいことを書いてあるのを見たことがあります。
以前から展示しておりましたが紹介するのを忘れておりました。
弦も古くなっていたので張り替えたついでにフレット磨き、ペグ分解清掃、ペグの木ねじも錆ていたので、ペーパーでやすって綺麗にしてみました。このオリジナルペグはペグのシャフトの先端に溝が切られていて、弦交換が慣れたらしやすかったりしますが、先割れペグとか言われて野暮ったい形でグリーンラベル不人気の原因の一つになっていたりします。
元からくすんでいるペグですが、ピカールで磨いても多少綺麗になった程度で、見た目はやはり野暮ったい感じですが機能的には問題ないのでオリジナル重視で交換しないでおきます。
状態は、トップに弾き傷が多く所謂プレイヤーズコンディションですが、かなり弾きこまれていたであろう外観です。なので前回のFG-130よりかは鳴りも大きく貫禄のあり兄貴分という感じです。
弦高も古いFGにしては低く、6弦12Fで約2.2ミリ、1弦2ミリで低く弾き易く調整されております。
FG-130と2台並べて写してみました。
私には、こちらの弾きこまれた170の方が貫禄があってカッコよく見えます。
弾き比べてみてどちらもFGらしい古き良き昭和な感じのする何処か懐かしい音を出します。
この記事を書いているとき、たまたま初心者のお客さんが来ていて練習曲になごり雪を弾きたいということでレッスンを兼ねて弾いてみました。今の季節にぴったりの昭和のフォークソングにこのFG170がいい感じでマッチしていて「今ぁ~春が来てぇ~君は~きれいにぃ~なったぁ~」と弾き語ってしまいました。
2台のFGグリーンラベル、良かったら弾き比べてみてください。(
(売却済みです)