no.579 ヤマハFG-180-30th&マーティンD-15M
- guitarportkobecom
- 5月30日
- 読了時間: 2分
前回に引き続き西脇市のK様より2本のギターをお持ち頂きました。
ヤマハFG-180の30周年記念モデルです。
ペグが固いとのことでO/Hします。
他、ブリッジピンを水牛に替えたり、調整/クリーニングをしました。
ペグをバラしてギヤの掃除とグリスを塗布してからドリルに付けて回転させて軽く回るようにしました。
弦を張り3弦だけが少し固いので振り替えたりしてもGの音に合う手前で少し固くなるのでなんでかなと考えてナットの溝が少しきついのでは?!と思いつき~、ナットの溝を少し滑らかにしますとペグの動きがスムーズになりまして、3弦って一番ナットから遠くてテンションもきついのでこれは意外な盲点といいますか、良く切れたりするのもこれが原因であったりで改めてナット溝の調整の大切さが分かったりしました。
サドルの高さも低めなので、サドルの誘導溝の加工とブリッジピンを水牛にしました。
見た目と響きが少しは良くなったかなぁ~
30周年アニバーサリーのFG-180は当時の仕様と同じオール合板らしくて、当時物は状態の悪い個体が多いみたいなので30THみたいな奇麗なのを探してみるのもいいかもですね~
50thの最新のFG-180もあるみたいで、赤ラベル好きな人多いんですね!
2本のマーティンD-15Mです。
ストリートマスターシリーズのD-15Mです。
使い込まれたようなレリック風なマットな塗装でサイドバックマホガニーの軽快な鳴りがしています。
こちらも少々ペグが固いとの事でO/Hしました。
ヴィンテージタイプのペグでポスト穴の面取りがされていないので加工をして木ねじ穴の2箇所の面取り加工をしてギヤの掃除・給油でドリル高速作戦でペグを馴染ませました。
ギヤの部分にCRCとか使うと後で埃とか付いてそのうちにペグが固くなってしまうみたいなのでほどほどにした方が良いかもですね~
ネック調整とボディを磨いて仕上げました。
Dのストリートマスターも良いですけど個人的にはこれの000が欲しいです~
仕上がった2本をお渡しして~またまた今度は12弦ギターを持って来てくれたのでまた紹介しますね。
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