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NO.57 ヤマハ FG-130

更新日:2020年3月5日

お客様から買取りしましたFG-130をメンテナンスしましたのでご紹介します。


大人気の赤ラベルからのモデルチェンジを受けまして、72年からグリーンラベルになり折しもオイルショックの影響を受けてコストダウンしたとか、ヘッドのデザインが先細りになった所謂バルタンヘッドなどと揶揄されて当時は不人気で2年間余りの短命に終わった不遇のFGではありますが、赤ラベルからのネックを強化してヘビーゲージに対応すようになった太いネックや先細りになったヘッドにより弦のテンションを弱めるように機能的に改善された故のデザイン変更でしたが、世間的には不人気だったようです。ブリッジの形も平べったい大型なタイプになりました。機能性が向上してもやはりデザインがダサいと売れない見本のような失敗作⁉だったのかもしれません。そんなグリーンラベルが何故か愛おしいと思うのは私だけ…?でもほんと音は良いんですよ!

中学生当時、私も含めてほとんどが周りがモーリス派でしてヤマハはクラスの何人かしか持っていなくてイメージ的にはなんか野暮ったーいイメージがありました。あとCATS EYESとかも少数派だったんですがなんか渋ーいイメージがありました。周りとちょっと違う的な。

そんなグリーンラベルですが、音の方は赤ラベルよりもむしろこっちの方よいかも?と思わわせるような、野球で言うと人気のセ(赤ラベル)、実力のパ(グリーンラベル)的なイメージがあります。中古相場も赤ラベルの半分以下の値段でありますし、私はこちらの方が好きです。最近は、だんだんとグリーンラベルも評価が見直されて相場が上がってきているみたいです。

このFG-130は入手時、これも不人気の先割れの野暮ったいペグがだいぶ傷んでいて錆さびだったので、国産のオープンタイプのペグに交換してヴィンテージ感を残しつつ、機能性をUPさせました。

外観は傷も少なく、50年近く経過した個体にしては良い状態を保っております。

弦高も12F6弦、2.4ミリ、1弦2.2ミリと弾き易く調整しております。

新品弦に張り替えて音出ししますと、合板ボディとは思えないFGらしい元気なサウンドを奏でてくれます。

古いFGは、ブリッジの弦間ピッチが50ミリ(通常55ミリ)と狭く好き嫌いが分かれるところですが、手の小さい人や女性には大変弾き易いのでお勧めです。

状態の良い古いFGもだんだんと希少な存在になりそうですね。

御試奏お待ちしております。

売約済みです。






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