カマカのテナーウクレレに続いてS様からグレコのEG-500Cのトグルスイッチ交換のご依頼を頂きました。
レアなブラウンサンバーストのレスポールカスタムタイプです。
81年製の個体でヘッド形状、ダイヤモンドインレイ、トラスロッドカバー等かなりの再現度で本家に訴えられる前の今では作れない気合の入った仕様になっております。
ボディバック下に目立つ傷があってバインディングを保護するためにテープが貼られておりますので後でタッチアップします。
暫く使っていなかったようでブリッジ、テイルピースも外されていてご自身でトグルスイッチを交換しようとされてたみたいで、スイッチと弦も用意してくれておりました。(レスポールの配線図もご用意されておりました)
古いスイッチの配線はシールド線がしっかりとアースにはんだ付けされていますね~
交換するスイッチと異なる形状ですが問題なく交換出来ました~
電気系統の接点も奇麗にしておきました。
その他気付いた点、ペグポスト穴の面取りやペグ他金属パーツ磨き、バック傷のタッチアップボディ全体の磨き上げ、弦交換と調整でEG-500Cが仕上がりました。
オーナーのSさんは私と同年代で音楽の嗜好も同じみたいで、取りに来られる日にたまたまボストンを聴きながら作業していてSさんもボストンが好きみたいでなんと10年前に何十年かぶりに来日した時の東京公演を観に行かれてたそうで、同じボストンファンとしてとても羨ましかったです~
トムショルツの独特な突き抜けるようなレスポールサウンドとブラッドデルプの歌声が大好きで昔から(サードアルバムまで〜)よく聴いてて今も時々聴いてます〜、何故かそれ以降のアルバムは聴いていないなぁ…
奇麗になったグレコをお渡ししてとても喜んで頂けました。
良い時代のグレコを可愛がってもらってボストンサウンドを奏でて下さいませ~
私も古い国産のレスポールタイプが欲しくなってしまいました~(というか先日手に入れたのでそのうちに紹介します~)
次回もSさんがグレコを取りに来られた際に持って来てくれたこれまたレアなヤマハを紹介します~
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