K様より東海ハミングバードカスタムHBC-37の弦高調整のご依頼を頂きました。
東海ハミングバードと言えばキャッツアイ以前の70年代初頭のモデルを想像しますがこちらの個体はトリプルオーボディにカッタウェイが入った近代物のような感じです。
トップは単板で中々良い作りのハミングバードカスタムです~
現状でも低めな弦高(6弦12Fで約2ミリ)ですが、以前より弦高が高くなってストレスが溜まって~との事で可能な限り弦高を下げて欲しいとのご依頼です。
オーナー様により以前にサドルを削られて削り代がそんなにないのですが幸いにブリッジの厚みがあってサドル溝も深いのでブリッジの上面を削ってサドルの出代を稼いでからもう少しサドルを削って弦高を下げてみます~
ブリッジの厚みを測定すると9ミリ位ありましたのでブリッジの表面を1.2ミリ程削ってからサドルを8ミリ程削ってみました。
弦を張って弦高を測定すると6弦、1弦側で0.5ミリ程弦高が下げれましてビビらない程度に弾き易い状態になりました。(弦高を下げる為にトラスロッドがしめられていたのでネックを真っすぐにしてロッドの締め代が出来ました~)
ちょっと気になっていたサウンドホールのピックアップを固定しているガムテープを剥がして取付けを確認してしっかりピックアップが付いていたのでガムテープは外させて頂きました、ピックアップの配線も長くて音がしていたので配線を束ねて処理しておきました~
ボディ全体を磨いてややくすんでいたゴールドペグも磨きました。
珍しいハミングバードカスタムが更に弾きやすくなって仕上がりました~
オーナー様のKさんに状態を確認して頂いて弾きやすくなったのを喜んで頂けました。
他にも不具合のあるギターがあるとの事でまたお持ち頂ければ嬉しいです~
ハミングバードカスタムHBC、これからも可愛がって下さいませ~
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