top of page
検索
guitarportkobecom

NO.491 アプローズAA-24-1

更新日:1月17日

前回のÝ君のアプローズに続いて色違いのAA-24-1を入手したので紹介します。

型式の24-1が多分このサンバーストで2がテラコッタレッド3は不明、4がナチュラルで色違いみたいです。

以前からこのアプローズに興味があってÝ君がゲットしたのにつられて、私も研究用に手に入れました。

訳ありの理由はアルミの指板の塗装がポジションマークの箇所で剥がされていたからです。

ボディ内のラベルもはがされています。


ボディの厚みは所謂ミッドディープボウルで厚すぎす薄すぎずで弾いてる時に膝からずれる感じはそれほどありませんが念のためにノンスリップテープを貼り付ける予定です。

それと弦高が低くて(6弦12Fで約1ミリ)チューニングしてもビビりが酷くてこれも何とかしないといけない状態でしたが、ボディは表裏ともに凄く奇麗で治せばこれは使えると直感で感じました。


指板の塗装が剥がされて見た目が悪いです~あとで塗装して奇麗にします。

Ý君のと違ってブレーシングの剥がれは無く良い感じでした。

単板のオベーションはこの縦のブレージングに沿ってボディが割れてるのをよく見ますが、この子は合板なので割れの心配はありません。


ネックはネックブロックの根元で2本のボルトで止められていましたのでボルトを緩めてネックを外してみました。

指板とネックの境目が段差があって指板面が出っ張っております。

ヘッド裏とネック断面も木のように塗装されていますがアルミのようです。(ペグのネジが木ねじではなくてビスでヘッド裏にメスネジがたてられておりました)

ネックを外すと指板裏のボディ面にMAY 8 1979とスタンプがありました。

ネック接合面で指板が仕込み角度が付く分、少し曲げられていて指板裏のネックヒールの根元に切込みがあって指板が曲げられるように工夫されておりました。

剥がされていた指板をフレットだけマスキングを残して艶消しの黒で塗装してクリアーも吹いて奇麗にしてみました。

ペグも分解・洗浄して奇麗になりました。

ポスト穴も面取りして弦が切れにくいようにしました。

低すぎた弦高はサドルに少々シムをかましてそれでもビビりが出ていたのでネックヒールにもシムをかましてネックの仕込み角度を浅くしてようやくビビりが出ないようになって最終的に弦高は6弦12Fで約2.2ミリ、1弦2ミリになりました。


指板以外は元々奇麗な状態でしたのでせっかくなのでピックアップをつけてオベーションに近づけてみました。

ボディエンドのストラップの根元にアンカーが埋め込まれていたのでピックアップのジャックは取付けが出来ないので本家と同じ位置にジャックの差し込み位置を開けました。(ボディ裏に補強が無いのでジャックに板をかまして取付けしました)


元々トラスロッドがなくて少々逆反りなネックで弦高を上げるのに苦労しましたが、なんとか鳴らせる状態になって研究用で入手したアプローズが復活しました。

意外にこれが鳴りが良くてÝ君のアプローズと同様にジャキジャキな感じで元気で歯切れのいいサウンドを奏でてくれました。


アルミのネックで当時としては先走りした構造のアプローズですがとても工夫された作りで隅々まで観させてもらって改めてよく出来たギターやな~と感心したUSA製の初期のアプローズでございました。(アルミのフレット以外は〜⁈)

色違いで(ナチュラルとか)良いのがあったらまた集めたくなりました。

興味のある方、おられましたらお安くしますのでご来店お待ちしております~


閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page