入手したマルハギターを紹介します。
No.613というモデルで以前に持っていた612と同じボディサイズでこちらは同じボディの前と後ろにカーブド加工がされていてブリッジは通常のボディに付いているタイプ(612はボディーに乗っかっているタイプ)なので音はこちらの方が良い感じに鳴るみたいです。
ブラウンサンバーストが良い感じで50年以上経過している個体とは思えない奇麗な状態を保っております。
なので入手後は一通り磨いて奇麗にして、そんなにすることもなかったのですが角ばっていたナットを丸く成型してコンパウンドで磨いてピカピカに(ついでにサドルも)しました。
フレットもそんなに減っていなくて打ち換えられているみたいな良い状態です。
傷も殆どなくてネック裏とか再塗装したのかなというくらい奇麗です。
ペグもオリジナルが判りませんが動きもスムースです。
ボディ内部を掃除して中を覗くとカーブド加工された裏板は力木は無くてトップ側のブリッジ裏に一本横に力木が貼っているだけのシンプルな作りでした。
このマルハギターを造られた製作者の橋本文夫さんは戦時中戦闘機の設計をされていたそうなのでこのギターもゼロ戦のように無駄な部分が一切なくて華奢だけど凝った作りの味わいあるギターなんやなーと見惚れてしまいました。
ネックがやや順反っていて元起き気味ですが弦高も割と低くて小ぶりなボディサイズでウエストがくびれていてスケールも短め(630ミリ)なのでとても弾き易い味わいのあるギターです。
ブライアンさんから頂いたアメリカ製のハーモニーと並べてみました。
どちらも古いギターですがコンパクトなサイズのギターですがどちらも良い音がするのです~
またお気に入りのマルハギターになってしまいましたので良い状態のがあったら集めたくなってしまう私にとっては何とも言えない味わいのあるマルハギターです~
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