長田区のF様からヤマハDW-4Sのメンテナンスのご依頼を頂きました。
Fさんのお母さんが使っていたというDW-4Sです。
ヘッドの裏にリードマンさんのシールがはってありました。
余り使っていなかったような感じのDW-4Sですが弦交換を依頼されまして、中学生の息子さんが使うとの事でしたので状態を診させてもらうと弦高が高い(6弦12Fで約4ミリ)弾き易くされた方が良いですよという事で調整させて頂きました。
サドルの高さに余裕がありましたので約2ミリ程削って更にもう少し削って弾き易い弦高に調整しました。
ピックガードに買った時の透明の保護フィルムが貼ったままだったので剥がしときますね、ということでサービスでさせて頂いたのですが30年以上経過していてピックガードに引っ付いていて中々剥がし難くて、ヒートガンで暖めてからシール剥がしとか使って30分以上掛かって何とかフィルムを剥がせましてこの作業で一番しんどかったです。
最後はピックガードをポリッシャーで磨いて奇麗にしておきました。なので新品のギターを買われた際はなるべく早めにピックガードの保護シール剥がした方がいいですよー
全体を磨いてDW-4Sが良い感じで仕上がりました。
私のDW-10と並べてみました。
ピックガードが鼈甲柄だったり少しだけDW-10の方が豪華な仕様になっております。
どちらもトップは単板で4Sがバック材が多分ナトー、DW-10がローズウッド(どちらも合板)で音は似た感じですが10が少し深みのある鳴りで4Sはやや軽めの明るい鳴りでした。
私のDW-10はサイドにサウンドポート加工を施していたり、 ピックアップを付けたりしておりますが前から気になっていたヘッドの花のデザインが何の花なんかなーと思っていてDWのWってなんの意味なんかなぁ(Dは多分ドレッドのD…)ひょっとしてこのヘッドの花の名前がWなんかなーと色々と調べて見ましたが判らずで良く判りませんが、何方かDWの意味を知っておられる方がいらっしゃれば教えて頂きたいです~<(_ _)>
おばあさんが使っておられた弾きやすくなったDW-4Sがお孫さんに引き継がれて使って貰えるように心を込めてメンテナンス致しました。
この度のご依頼ありがとうございました<(_ _)>
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