何時も御贔屓頂いているFさんから珍しいというか初めて見たダルシマーの弦高調整のご依頼を頂きました。
ダルシマーという楽器で3本の弦に副弦がついて6弦でマンドリンをシンプルにしたような感じでしょうか。
フレットの間隔が1音づつ出るようになってるので(ギターは半音づつ)慣れたら弾き易いみたいです。
カントリーでよく使われているそうでこのダルシマーはアメリカのテキサスのおっちゃんのハンドメイドらしいです。(ヘッドの形がかっこよくて、バックのトラ目が良い感じですね~)
Fさんより入手してから少し弦高が高いのでなるべく低めにして~との事で現状は10F(ボディとのつなぎ目で)3ミリ程ありました。
サドルの高さがたっぷり余裕があったので1.5ミリ程削って弦高を1ミリ程下げました。
試奏して貰って弾きやすくなったとの事でした。(いろんな楽器を上手く弾かれるのでいつも感心してしまいます〜)
別のご依頼でヴォリュームペダルの修理も頂いてたので紹介します~
エレキギターのボリュームを足で踏んで音量を変えるペダルです。
ペダルを踏んでも音量が変わらないようでバラしてみると簡単な構造でボリュームポットの軸に紐を巻き付けてボリュームを変化させるようになっています。(最近のはギヤ式になってるみたいですね~)
その紐が外れているのでボリュームの軸に巻き直して音を出してみると~
ボリュームを踏んで音が最大(フルテン)になる所が逆になっていて踏むと音が小さくなっていたので~紐を巻く方向を変えて巻き直すと~踏むと音が大きくなりました。
しかし~、ペダルを上げても少し音が出ていてもう少し音量を下げて欲しいとのダメだしを頂いて~それと紐の巻き方を最初ボリュームの軸の内側にしていて紐を固定している箇所から角度がつく感じになっていたのでペダルを上下する際に動きがぎこちないというか軸の出っ張りに紐が干渉して音がしていたので(多分最初もその巻き方だったのでその症状がしていたとの事でした)
紐の巻き方を軸の外側にして紐を固定している箇所と角度が付かないようにしたり、ペダルを踏んだ時のポットの位置を調整して、ご希望通りの音量調整が出来るようになりました。
構造がシンプルなので簡単に考えていましたが、紐の巻き方とポットの位置調整で音量の変化の仕方が変わってくるので触ってみて良い勉強になりました。
アルミの外観をコンパウンドで奇麗にしてお渡ししてペダルの動きを確認して貰ってOKを頂きました。
他にも沢山ペダルを持っておられるようでFさんのライブで活躍してもらえる事でしょう!
いつもややこしい~(笑)ご依頼ありがとうございます~<(_ _)>
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