灘区のSさんよりヘッドウェイHD-115のメンテナンスのご依頼を頂きました。
こちらのHD-115はトップ材の違うモデルが数本だけ作られた(3本だけとか⁉)うちのトップ材がシトカスプルースのプロトタイプ(ネックブロックに刻印有)の希少なHÐ-115だそうです。
入手されてからサドルが樹脂製ではないかと気になっていたそうで、牛骨製に替えて欲しいとの事でしたが診ますと漂白された牛骨だったので樹脂製のように見えましたが牛骨だったので、それでも弦高を少し下げたいとの事だったのでサドルを削って調整しました。
元々低い弦高(6弦12Fで2.3㍉1弦2.1㍉)でしたが更に低くとのことで0.2ミリ程弦高を下げて、ナット溝も追い込んだ調整をしました。
ヘッドのロゴが薄くて剥がされたのか⁈ですが薄っすらとHeadwayと読めました…
以前にピックアップが付けられていたようでボディエンドが穴埋めされていて、ストラップピン取付けもリクエスト頂いたので取付けました。
入手時、全体に付いていたタール汚れが酷かったらしくて、オーナーさんの方で頑張って奇麗にしてくれたみたいだったのですが、ネックの裏やヘッド裏等もペグを取り外して奇麗に磨いて、ボディの曇りはポリッシャーと手で磨き上げて少し曇っていたHD-115が輝きを取り戻しました。
オーナーのSさんは沢山の高級なギターを所有されているようですが、このHD-115は丁寧な作りで良い材を使っているのでとても気に入っておられるようで、弾き易くなって奇麗になったのでとても喜んで頂けました。
希少なプロトタイプのヘッドウェイのメンテナンスのご依頼を頂きありがとうございました。
また沢山お持ちのギターのメンテナンスもお待ちしております。<(_ _)>
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