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NO.411 マーティンD-28 

更新日:2月19日

Ý様よりマーティンD-28のネック調整のご依頼を頂きました。

ネックが順反りになった状態で弦高が高く(6弦12Fで3ミリちょい)サドルも削られた状態でした。

75年製のÐ-28という事で、トラスロッドではないSQ(スクエアーロッド)ロッドのネックで鉄製の棒が入っていてネック調整が出来ないのでネックアイロンを施して順反りになったネックを治します。

ネックアイロンを施して2日程そのままの状態で様子を観まして、良くアイロンが効いていたようで少し逆反りぎみになって取りに来られるまで数週間あったのでその間弦を張りっぱなしにしてお渡しするころには良い感じでネックがほぼ真っすぐになりました。

削られていた元のサドルをセットすると弦高が低すぎて(想定内だったのですが…)オーナーさんに連絡してサドルを作り直す提案をしたところそのままでいいとの事だったのですがビビりが出ていたのを解消するためにサドルの下に1ミリ程のシム(薄板を削って作製)をかまして応急的に処置しておきました。

ネックアイロン後の弦高がサドルを上げた状態で6弦12Fで約2.2ミリ、1弦2ミリと良い感じになりました。

サドルがお入り用の際はまたお相談下さいませ。

今回のÐ-28は作りがしっかりしている個体なのでアイロンが良く効いて(効きすぎたかも…)思った以上の効果が出て良かったです。

ネックの接合部が甘い個体の場合は、アイロンが効かない場合があったりケースバイケースですが、古くてしっかりしているギターはそれなりの価値があるのだと改めて良く判った案件でありました。

D-28をお渡しして、早速オープンマイクで使われるとのことなので、弾きやすくなったD-28で楽しんでくださいませ。

Yさんの大切な愛機を治させて頂き感謝しております。

またのご依頼をお待ちしております。ありがとうございました。<(_ _)>

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