明石市のK様より激渋!J-45のピックアップ取付けのご依頼を頂きました。
アジャスタブルブリッジ仕様の60年代ヴィンテージギブソンJ-45でございます。
ライブバー店主のÝさんからのご紹介でÝさんのハミングバードにも取付けたご希望のLRバッグスlyricを取付けます。(このP.U半年前に買ってからめっちゃ値上がりしててビックリ、円安&値上がりラッシュを実感...)
アウトプット用の12ミリの穴を開けまして(塗装が傷付かないように養生テープを貼って)ボディー内部の様子を観察するとブリッジ(プラ製の)が6本のボルトで止めるられていて(以前に剥がれたのを修理したような…)ブリッジプレートの幅も狭くてプレート下部にしかマイクを取付けるスペースがありませんでした。(配線の取り回しをするのにいつもバック板側の角に沿わして線を固定しますが、その方が配線がトップ板に干渉したりして音に影響しないようにしていますがその分、配線の距離が長くなるので結構ぎりぎりの長さになったりしますが奇麗に配線を固定出来ました)
付属で付いているピックアップとフックを固定するための両面テープの粘着性が悪いので何時も3Mの強力な両面テープを使ってしっかりと固定します。
サウンドホールにコントロール部を取付けて、アンプから音が出ていることを確認してボリュームの横のプレゼンス調整も触って真ん中より少し絞った所に調整しましたが、お好みでオーナーさんの方で弄ってみてくださいませ。
ストラップピンも付けて欲しいとの事でネックヒールに取付けました。
チューニングする際、3連のペグが少し固かったので潤滑油を少し塗布して動きを良くするようにしたりしていると3弦のブッシュが少し浮いていたので修正しましたが、クルーソンの3連ペグってヴィンテージ感があってカッコいいのですが、お値段もそれなりに高くてでもあんまり機能的ではないので独立タイプのペグの方が機能的なので雰囲気を取るか、実用性をとるか悩まし所ですね~
音の方は流石ヴィンテージのJ-45なだけにギブソンらしいジャキジャキなご機嫌な鳴りでボディも乾き切ってて軽くて調整もしっかりされておまけに綺麗で、素晴らしい個体やなーと実感したのですが、私の持っているこれも良く鳴るFG(200F)みたいな感じやな~と観察しているとナット幅は42ミリでナローネックではなくて握りやすい薄めのカマボコシェイプでブリッジの弦間の幅がFGと同じ50ミリだったので、あ~そうなんやと一人で感心したりしておりましたが、このプラスチック製のブリッジでアジャスタブルボルトのサドルのちゃっちい作りやのに凄く鳴るのでギブソンってほんま不思議なんですよね~。
以前にJ-45は持っておりましたが、今はないのでやっぱJ-45欲しいなーと思いますがこんな本物のヴィンテージのはとても買えませんが、仮に今の現行モデルのJ-45を買って50年後にこれみたいな音がするのかどうかわかりませんが(そもそも当時の材と今のとでは違うし50年後にはこの世にはおりませんので…)私はお安い(このJ-45の1/100位の値段の)ジャパンヴィンテージの良く鳴るのでえ~かなと思ったり(買えないので負け惜しみか~)します。
このJ-45をオーナーさんにお渡しして聞くと63年はオーナーさんのバーズイヤーの同い年とのことで購入されたそうで早速この週末にライブで使うとの事で私より少し年上の一生もののJ-45を末永く可愛いがって下さいませ。
他にも沢山の素晴らしいギターをお持ちなそうなのでまたお世話させて頂ければ嬉しく思います。
この度のご依頼ありがとうございました。またのご依頼をお待ちしております。<(_ _)>
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