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NO.363 G&Lテレキャスター 

垂水区からお越しのN様よりG&Lテレキャスターのメンテナンスのご依頼を頂きました。

フェンダー社の創設者のレオ・フェンダー氏がフェンダー退社後に彼の相棒のジョージ・フラートン氏と72年に両名の頭文字を取って設立したG&Lです。

G&Lのテレキャスターという事でこちらの個体は日本製の多分フジゲン製のしっかりと造られたとても奇麗な状態で、購入されてから20年程経って特に不具合等は無いとの事ですが一度メンテナンスに出してこれからも使っていきたいとのオーナー様から伺っておりまして全体の状態を観て必要なメンテナンスをさせて頂きました。

電気系統には特に不具合等もなく正常でしたので、一応接点を接点復活剤を塗布しておきました。

以前にオーナー様が弄られたスイッチの動作確認とむき出しの配線を数カ所ショートしないように養生しておきました。

長年の使用でフレットに曇りがあって見た目減っているのかなぁと磨いてみたら奇麗になって軽くすり合わせしなくてもいいくらいの状態でした。

ネックが少しだけ逆反りが観られたので修正してから新しい弦を張りまして弦高(6弦12F約1.8ミリ位、1弦1.5ミリ位)とオクターブ調整をしました。

G&Lって良く聞くのがネックに特徴があってトラスロッドを仕込むのにネックを縦に分割して張り合わせた構造で反ったりしてリペアマン泣かせの不名誉なメーカー第一位になってるみたいなんですがこちらのは国産製で普通のネックなのでそういうのもなくて問題ございません。

動画で丁度これと同じシリーズのギターを紹介しているのを見つけました。

リペアマンが選ぶ故障が多いギター第一位の噂は本当なのか⁉と意味深なタイトルが付いておりますが、G&Lをべた褒めしていますので紹介しておきます。

特徴的なヘッドのデザインがフェンダー製との違いがあって、ピックアップもシングルコイルなのにポールピースの高さが変えれるようになってたりサドルも2連タイプ(これに拘る方も多いみたい)ではなくて独立タイプなのでオクターブ調整も正確に出来て弦も裏通しになってたりしっかりとした仕様になっています。


オーナーのNさんは沢山のエレキ&アコギを所有されているようで弾き易くなったG&Lをお渡しして喜んで頂けました。

他にも古いヤマハのアコギの弦高が高くなったのを診てもらいたいとお聞きしましたのでその際は宜しくお願い致します。

この度のご依頼ありがとうございました。




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