尼崎からお越しのSさんよりギブソンLG-2とフォルヒの2本の弦高調整のご依頼を頂きました。先ずはLG-2からです。
小ぶりでかっこいいLG-2のVS(ヴィンテージサンバースト)のボディにヘッドのスプリクトロゴ、ゴールドのオープンペグ等のヴィンテージスタイルが堪らない雰囲気でLRバックスのピックアップ搭載の現代風になった現行のモデルです。
とても奇麗な状態ですが購入されてから元々低かった弦高が少し高くなっているので調整のご依頼を頂きました。
最近、アコギの弦高調整のご依頼を良く頂きますが今年の夏は近年の異常気象でギターにとっても過酷な温度上昇でギターの状態にも影響しているかもしれませんね~。
当方の在庫のアコギもたまに弦高をチェックすると高くなっている個体があったり何時も少し弦は緩めてはいても状態が変わっていたりします。
よく動画なんかで、リペアーマンの方がアコギは弦を緩め無くて良いとか言ってる人がおりますが、沢山のギターを触ってる人がお腹が膨らんだのとか、ネックが捩れてるのとか観ているはずなのにそんな事よく言えるなぁ⁈って思いますけど〜、毎日弾くんだったら弦を緩め無くて良いとか、それは毎日ギターを触ってたらすぐに変化に気づくからかもしれませんが、毎日同じギターを弾ける人ってどれくらいいるんでしょうか。
弦を張りっぱなしにして、弦高が高くなった方が仕事が増えて儲かるからそう言ってるとか⁉︎まさかそれはないか〜笑
安全をみて弦は弾き終わったら少しは緩めておきましょうってのが私的には親切心がある意見だと思っております。
何時も言っておりますがアコギは6.5.2弦のペグを180度(半回転)緩めるようにしております。理由は6弦側の方がテンションがきついのでヘッドの左右のバランスを考えて捩れにくくするのと4.3.1弦を緩めないのはペグポストで弦切れを防ぐ為です。
エレキの場合は弦も細いしお腹が膨らむ事も無いので張りっぱなしでいいと思います。
元々の弦高が6弦12Fで3ミリ弱、1弦2.5ミリ位でした。
なるべく弾き易く下げて~との事でネックの調整をしてからサドルを削って6弦12Fで2.1ミリ、1弦で2ミリ弱に調整しました。
LG-2はギブソンの中でも比較的リーズナブルな価格(それでも20万以上…)で手に入れやすいですが、ヴィンテージの個体は年々高くなって行っておりますが、ラダーブレージングのLG-1とかいつか入手してみたい憧れのギブソンスモールサイズですねぇ。
とても弾き易くなったGL-2ともう一本フォルヒのこちらもスモールサイズの渋いのを次に紹介しますね~。
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