モーリスの小ぶりなFG-18(ラベル無し)を入手してメンテナンスしました。
以前にもこのFGシリーズを数本所有していて気に入っておりましたが売れてしまって、また探して入手しましたがラベルが剥がされていて型番は不明ですが多分FG-18で75年当時のカタログに載っていないレアなモデルでF型よりややスリムにしたボディで今まで気付かなったのがスケール長が650ミリのロングスケールだったので張りのある音がしてたのがそのせいだと判りました。
ネックヒールにストラップピンが付いてたりヘッド裏にピックケースが付いてたり結構弾かれていた個体なんだという印象です。
全体的に汚れとくたびれた感じがあったので徹底的に奇麗にしてみたいと思います。
年期の入ったペグは外してかなり劣化していたので洗浄液に漬けて磨いたら蘇ったので交換せずに取付けました。
フレットも磨いて樹脂製のサドルを牛骨にかえて弦高を下げる為に限界まで削って弦のテンションを稼ぐためにブリッジに弦の誘導溝を掘りまして弦高が6弦12Fで約2.1ミリ、1弦2ミリに調整出来ました。
ネックブロックの根元に三角の補強があって当時のしっかりした作りが伺えられます。
弾き易くなって奇麗に復活した希少なモーリスFG-?、鳴りも良くてお気に入りのがまた増えました。
良かったらご試奏お待ちしております。
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