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NO.339 ヤマハFG-110

更新日:6月4日

何時も御贔屓頂いておりますAさんからFG-110の弦高調整のご依頼を頂きました。

何やらとっても年期の入ったFG-110(68年製)でヘッドの横ロゴの前期の個体で塗装が薄っすくて所々剥げて直の木が見えていたり、この頃ってラッカー塗装だったのでしょうか⁈

良い感じにやれていてオールドの雰囲気が漂っておりますが弦高が赤ラベルあるあるの高め(6弦12Fで4ミリ超え)でギターを始める友人さんにあげるから何とか弦高を下げて弾き易くして~とのご依頼でした。

幸いサドルの高さに多少の余裕があるのとロッドの締め代が有りそうなのでサドルを限界まで下げてかつロッドを締めて邪道ではありますがビビりが出ない程度にネックを少し逆反りにさせて弦高を下げてみます。

トラスロッドのナットを外してグリスを塗ってロッドが少しでも締まるように(折れたら怖いので…)して手でロッドの締まり具合を確認しつつネックの反り具合も見ながらトラスロッドを慎重に締めます。


話が変わってネットで聞いた話で最近トラックのタイヤが外れる事故が増えていて原因の一つがタイヤを止めているボルトを締めるのに昔はボルトにグリスを塗ったりしてそういう状態でトルクレンチでナットを締めると締まり過ぎてボルトが折れてしまうのでグリスを塗らなくなったのが最近のはナットにワッシャーがついてそれにはグリスを塗るみたいなんですが以前の習慣でグリスを塗ってなかったりで、どっちやねんみたいになっているみたいでタイヤが外れる事故が増えたって聞いたのですが、それってトラスロッドのナットもグリスを塗ってトルクレンチとか力のかかる状態で締めたら余計に締まるので、まぁ折れたりするんやろなーと思いながらそうならないように絶妙な力加減で先ほど言いましたようにネックの反り具合を確認しながらやっておりますが、未だかつてトラスロッドを折った事はございません。

サドルを限界まで削りましてブリッジピンの穴の淵を面取りして誘導溝は入っていたので弦にも多少のテンションも掛かっていて絶妙なネック調整で(自分で言うか!笑)6弦12Fで約2.2ミリ、1弦2ミリに調整させました。

ボディ各部、フレットを磨いてハードケースに保管されていたトラスロッドカバーを付けて(この釣鐘式のカバーだけでも良い値段しますよねー)Aさん提供のマーティンのエクストラブロンズライト(10-47)がネックにも優しくてこのFG-110には合っていてとても弾き易くてヴィンテージのこ慣れた鳴りになりました。

くどいですが、トラスロッドは飽くまでネックの反りを調整するもので弦高を下げる為の物ではありませんのでご自身でされる際は自己責任でお願い致します。(この個体に関してはサドルに余裕があったのとロッドが良く効いてくれたので良い感じに弦高を下げれてラッキーでした、赤ラベルは頑張って弦高さげても6弦12Fで3ミリ程度が良い所です)


Aさんにお渡ししてこの110、良い感じになったんで友人さんにあげるのは惜しいねー⁉って私が言ったら試奏しながら反応が無かったので、Aさんも多分そう思ってるんやろなぁ~っ思えるくらいに出来の良いFG110に仕上がってくれたのでございました。



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