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NO.323 ヤマハFG-120F 

入手したヤマハFG-120Fを紹介します。

殆ど弾かれていなかったであろう状態のFG-120Fです。

ここの所、FGは黒ラベルがお気に入りで他にも150Fの在庫がありますが、どちらも70年代のFGあるあるの弦高が高い状態ではなくて奇跡的に⁈低い弦高(6弦12Fで2.4ミリ位)を保っております。

120Fは黒ラベルの廉価版で見ての通り質素な外観でオイルショックのあおりを受けて赤ラベル期から大幅に変更(グリーンラベルから)されたことやコストダウンしたとか揶揄されていて不人気で74から75年の一年足らずの生産に終わったモデルですが、実際には赤ラベル期の高い弦高や元起きするネック&ネックの仕込み角度が改善されていてこの個体もサドルを調整して弦高を低く出来ました。(状態の悪いFGは弦高を下げる為に限界までサドルを削ってネックをやや逆ぞりにして無理やり弦高を下げたりしておりますが…)

サウンドホール上部に薄っすらと50806とスタンプされています。

判りにくいですがネックをヘッド側から見てブリッジへの延長上がブリッジの上面に来ていることが判るでしょうか…、大抵のFGはこの角度から見てみるとこのラインがブリッジの上面より下になっていることが多くてそういう状態ではサドルを削っても大して弦高を下げられない個体が多いのですが…、観て来た黒ラベルはこの状態が良くてそれまでのFGより改善されているように思うのです。

3連ペグもFG-110と同じデザインでボタンが金属になっていて割とスムーズに動いてくれます。(ばらして清掃・グリスアップはしています)

もともと使用感のない個体でしたが更に磨き上げて仕上げております。

ネック調整でÝ君が持って来てくれてたFG-110と弾き比べてみました。(バルタンヘッドVS赤ラベルヘッド!)

FG-110の方がこ慣れていて乾いた鳴りをしていますが、FG-120Fもこれから弾きこんでいくと良い感じに鳴ってくれると感じました。


ネットの情報によるとこのFG-120Fは当時のカタログに載っていないモデルみたいで…(オレンジラベルの廉価版のFG-122も)

ヤマハの当時のモデルは同価格帯ではフォークサイズの方がウエスタンサイズより安いという法則があったのですが、1974年に発売された黒ラベルにおいてこの法則が破られたようで…ウエスタンボディのFG-150JとフォークサイズのFG-150Fが同じ価格になったようです。(赤ラベル期はFG-180とFG-150、グリーンラベル期はFG-200とFG-170&FG-160と130、共に前がウエスタンサイズ、後ろがフォークサイズ)

それとFG-120F(FG-122も)がカタログに載ってないのは当時ヤマハは一切値引きをしなかったらしくて(定価の1割引きが常識だったみたい)廉価版のFG-120F等はローエンドユーザーや学校等からのまとまった需要に対応するために価格を抑える為になるべく装飾等をシンプルにしていたようで、利益率も低いので余り売れても困るのでカタログには載せていなかったのではないか⁈とFGに関して造詣の深いマニアの方が語っておられまして、あくまでその方の想像とのことですが、当時のライバルのモーリスもF-12、13等を出していましたのでヤマハとしてもそれに対抗するべく廉価版のFG-120Fを販売する必要があったと思われます(しかしながら、大して儲からないのでカタログから外されたというのも納得のいく話ではあるなぁと感じる次第であります)

そんな不遇のFG-120F(FG-122も)ですが…言い換えると装飾を省いた作りでコストを抑えたモデルで材は上位モデルと同じだったのなら、当時としては非常にお買い得なコスパの良いモデルという事が言えるのではないか⁉との結論が導き出せるのであります!。

FG-150F(右)と並べてみました。

黒ラベル期のカタログを見つけれなかったのですが、見た感じどちらも材は同じみたいで(よく見ると120Fの方が木目が詰まっているような…まぁ合板なんで大した違いはないかぁ…)ピックガードが150Fが鼈甲柄で120Fが黒でペグが3連とカバードタイプの違い位でどちらも個人的には無駄な装飾が無い所が潔くて正に男は黙って黒ラベル!という感じのするアコギなのであります!

この120F(ノーマルの150Fと比較出来る)で前々回に言っていたアコギの革命的な魔改造を進めておりまして(部品の到着待ち…)成果の程は判りませんが、何らかの形でこの場でお伝え出来ればなぁと考えておりますのでどーなるかわかりませんが楽しみにしておいてくださいませ~。








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