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NO.287 古い鈴木のピックギター

レアな鈴木のピックギターのメンテナンスのご依頼を頂きました。

fホールから中を覗くと右下に1951とあるので御年70歳の風格を感じます。

オーナーさんに聞くとこちらも高架下のDさんで見つけてギターから助けてくれ〜って声が聞こえてきて救出して、でも状態が良くないので私ん所に直行して持って来られたとの事です!(あのお店、中々レアなギターがたまにあるみたいで私が中学生くらいの時にはあったような記憶で大先輩のお店ですが基本メンテナンスしていないみたいで、買ってからうちに来られるお客さんが以前にもおられて何故か親しみを感じてしまいます)

バックが割れているから~ってことで、他にも弦高が高い(12f約4ミリ)これはブリッジを削ればなんとかなりそう…、フレットも引っ掛かりがあったりハイフレットで音詰まりがあったり(すり合わせ必要…)ペグシャフトが曲がっていたり色々不具合がありまして、とりあえず外せるパーツを全て外してぼちぼちとやっていきます。(木のピックガードが良い雰囲気で作りも凝っていますね〜〕

バックの割れ箇所をクランプして接着して一日置いている間にペグのシャフトを修正してポスト穴の面取りをしたり、フレットのバリ取り・すり合わせしたり、ブリッジをけずったりと盛りだくさんです。

元付いていたテールピスの具合がイマイチで白い樹脂のところで弦を止めているんですがいざ弦を外そうと思ったらその樹脂のストッパーに弦が引っ掛かって抜けなくなるし、6弦だけストッパーが無くて弦をテールピースにダイレクトに止めてるので音がキンキンしたりと、これは使えないのでオーナーさんに連絡して新品のテールピースに交換しました(中国から届くのに2週間ぐらいかかってしまいました…)


ボディ内の汚れが気になっていたのでfホールからお米を1合ほど入れまして掃除しました。(fホールをテープでふさいで5分位お米がまんべんなくいきわたるようにひたすらボディを揺さぶり続けます、地味に疲れます)

バイオリンでやる掃除を真似してみました。米を取り出すと埃が付いて黒っぽくなってその分ボディの中は奇麗になっています。お米は奇麗に洗って店先に寄って来る雀ちゃんのえさにしました!


新品のテールピースがそこだけ浮いてますが機能的にはこちらの方が良いです。

色々やりまして何とかまともに弾けるようになりました。

音の方はこの手のピックギターって弦がボディに乗っかっているだけなのでそんなにボディが響かなくて、前に持ってたマルハと同じようないなたい感じで安っぽい音ですけど、ブルースなんか弾くと良い感じなんで好きな人には堪らない感じですね〜。


オーナーさんがこれに合うハードケースを探してたので、調べたらクラシックギター用のが合いそうなのでまた見に来て下さいね。〔ドレッドタイプのケースばかりでこの手の小さめのギターのハードケースって意外と探すのに苦労します〕

ヴィンテージの鈴木のピックギター、手の掛かる子〔じゃなくてお爺さん〕でしたけど少しは若返ったかなぁ。

希少なギターをこれからも可愛がって下さいませ。

この度のご依頼ありがとうございました。



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