度々ご依頼を頂いておりますHさんからギブソンのチェットアトキンス・エレアコのブリッジ浮き修理のご依頼を頂きました。
チェットアトキンスモデルと言えば、サウンドホールのあるエレガットモデルではなくてこちらはソリッドボディのエレアコ仕様でアコギのようなブリッジ以外はエレキに近い仕様で鮮やかなチェリーサンバースト、ヘッド・指板に星のインレイ、ロッドカバーとネックのサイドにご本人のサインが入っていていかにもアメリカのギターという雰囲気があってハードロックカフェなんかに飾ってあるギターのようです。
オーナーのHさんは社長さんで会社の事務所にこのギターを飾っているとの事です。
ブリッジに浮きがあって薄い紙を挟むとブリッジピン辺りまで隙間がありました。
ネックに順ぞりがあったので調整して弦高を6弦12Fで2ミリ、1弦1.8ミリと弾き易いように調整しました。
ブリッジは半分以上はしっかり付いていたので隙間にサンドペーパーを入れて接着面を整えてからタイトボンドを入れてクランプしてこの状態で1日置いて固定しました。
アコギと違ってソリッドボディなのでクランプの位置を工夫してしっかりと挟み込んで接着しました。(先日、加古川のMさんからご来店頂いた際に余っているタイトボンドを頂いたので早速使わせて頂きました。Mさんありがとうございました。)
ついでにどんな作りになっているのか、バック側のパネルを開けるとピエゾピックアップの配線がある位でシンプルな作りでした。(パネルに付いたバッテリーを入れる蓋がぱかっと開いてリトラクタブルヘッドライトのように出てきてバッテリーの出し入れがし易い工夫がされていました。バッテリーが入ってなかったので新しいのを入れておきました)
ブリッジがしっかり付いていることを確認して弦を張ってアンプからの音出しを確認しました。
とても弾き易くてエレキのようでアコギっぽい感じもあって、先日メンテナンスしたフェンダーアメリカンテレキャスターみたいな似た感じがしました。
しっかり直りましたので、事務所の飾りギターから使えるギターになりましたので可愛がってくださいませ。
Hさんからは度々依頼を頂いていて、いつもなんでそんなに修理代安いねんって怒られるんですが、そんな気前のいいHさんはお釣りはい要らんからと言ってくれてとてもありがた~いお客さんなんです。
またのご依頼お待ちしております。ありがとうございました。
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