いつもご贔屓頂いておりますFさんより入手した年代物のラップスチールギターのメンテナンスのご依頼を頂きました。
またまたレアなラップスチールギターを持って来て頂きまして、日本には殆どないようなものみたいでアメリカから個人売買して手に入れた(輸送代だけでも結構かかるみたいで…)というナショナルの50年代辺りのラップスチールギターですが、音が出ないようで直して~ということで何本か配線が外れているみたいなので簡単に直るやろ~との事でお預かりしました。(これで何本目⁉って位、ラップスチール好きなFさんですが(たぶん10本以上)こんなんのダブルネックのやつもお持ちでしたよね~)
70年位前に造られたものにしてはとてもモダンなデザインで現在見てもとても古い感じがしなくて状態も良くてなんか1周して時代が追い付いてきたみたいな趣があります。
黒いピップアップのカバーを外すと四角くてでっかいピックアップが付いています(これって、でっかいからハムバッカーかなぁって聞くと50年代やからまだハムバッカーなかったはずやからっちゅ~ことでシングルみたいです~、す、凄っ…)
ピックアップ自体は死んでないみたいだったのですが…
配線自体はピックアップが1つでボリュームとトーンがあるだけで丁度プレシジョン・ベースと同じ配線みたいで取り敢えず外れていた線をつなぎ直しても音が出なくて、配線は合っているはずなのに音がでないので調べると元の配線自体が間違っていたみたいで、結局配線を全部やりなおしてなんとか音が出まして(そしたら元のトーンの配線が逆で動作が逆だったり…見たことないデッカイ5cm位あるコンデンサーが付いてたり…)それも直してようやく正常な状態に戻せました。(;'∀')
今回もとても良い教材を提供して頂いて良い勉強になりました。笑
前から見た感じがバルタン星人みたいで可愛いので、ボリュームとトーンが目のようで目印の点の位置を変えると表情は変わるので遊んでみました。
とってもシンプルでなんか作れそうな感じですがコンパクトでデザインがしゃれていてFさんのように弾きこなせたらカッコイイでしょうね~。
これが入っていたケースも年代物で、これを持って新開地を歩いていると職務質問を受けたみたいでなんかショットガンでも入っているのかと不振に見られたんですかね~笑(開けたらこれが出てきて…なんか光景が浮かんで来ます~)
私はラップスチール弾けないのでFさんに見習ってそのうち1本は入手して練習してみたいなーっと思いました。
希少なラップスチールを直させて頂いてありがとうございました。
日本一のラップスチール奏者目指して極めてくださいませ。
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