ギター好きなOさんよりヤマキ135の弦高調整・他のご依頼を頂きました。
入手したヤマキ135の弦高を下げるのとブリッジ裏板の摩耗でボールエンドがめり込んだ状態になるので最近製作したブリッジ裏板保護プレートを取付けて欲しいとの事です。
作りの良いヤマキのドレッドタイプでトップ単板の135なんで仕上げてどんな音がするのか楽しみです。
サドル高さに余裕があるので現状の弦高3ミリちょいを1ミリ位下げれそうです。
エレキ弦が張られているので後で新品弦に張替えます。
色も焼けて貫禄のある状態ですが年代にしてはそこそこの感じでバックはローズの3ピースで時代を感じさせる単板のヤマキですが、最近のアコギって3ピースバックって殆どみませんがまた流行りませんかね~。
先ずは掃除という事でボディーの中を覗くと結構埃が溜まっているので埃を取り除いて奇麗にしました。
ネックの根元のブロックに斜めにしっかりと補強の梁が入っていています。
ブリッジ裏板を見ると言われていたように結構摩耗しておりました。
ヤマキのこのタイプのペグはネジを使っていなくてヘッドに縦溝を切ってペグにもそれに合うスリットが付いていおりまして、ブッシュ側で止めるだけなのでこんなところにも細かい工夫がされていてとても感心してしまいます。
言われてもいなかったのですが、ブリッジ表面の傷が気になったので研磨してオイルを塗布して表面を手直ししてみました。
ブリッジ裏板保護プレートを貼ってサドルを削ってナット溝も調整して弦高を2.1ミリ位にして弾きやすいヤマキ135に仕上げました。
オーナーのOさんにお渡しして弾きやすくなった事を確認して頂きました。
ご依頼以外に今回もサービスしましたが常連さんなのでついつい忖度してしまいます。
取りに来られた時にまたどこかで安く手に入れた鈴木W-150の珍しいギャラガータイプを譲っていただける事になっていたのですが、このスズキも作りが良い感じで迷ったのですがギターが増えすぎてしまうので、良さげな鈴木なのでOさんにそのまま使って貰うようにお願いしました。
色んなギターをお安く見つけてくれるギター好きのOさんですが、良いのをゲットしたらまた忖度しちゃいますので持って来てくださいね!
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