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NO.257 フェンダージャパン・ストラト

  • guitarportkobecom
  • 2021年8月15日
  • 読了時間: 3分

何時も御贔屓頂いておりますFさんより入手したストラトのトーンノブの動きがおかしいとのご相談を頂きました。

当方へのご依頼ランキング1位の有難~いFさんが今回は最近入手されたフェンジャパの派手なキャンディーアップルレッドのストラト(もうすぐ還暦⁈なんでしたっけ)のリヤ(ミドル)トーンの動きが逆になっているとの事で、音出ししてみると言われているようにトーンノブを時計方向に回すとトーンの効きが小さくなって、反時計方向に回すとトーンの効きが増す状態でした。(ストラトは通常リアピックアップのトーンは効きませんがリアトーンが効く様に改良されています)

ピックガードを開けて配線を調べてみました。

トーンポットが2個あってリア用(下側)のポットがフロント用(上側)に対して180度端子の向きが違っていますが(配線の距離を短くするためにこの向きにしている)ポットを同じ向きにして考えるとフロントは3本の端子に対して真ん中と右の端子を使っているのに対してリアは真ん中と左を使っています。(なんとなくこれが怪しいと思いました)

ネットでストラトの配線を調べると真ん中と右の端子を使っているのでそのように配線をつなぎ直してみてリヤピックアップのポールピースをドライバーでコンコンと叩きなながらリヤトーンを回すと正常な状態にあっさりと直りました。

改めてポットの(日本語で言うと可変抵抗器)構造を調べると3本ある端子の左が絞る側(ボリュームの1)で真ん中が可変する端子(1~10に動くところ)で右の端子が(ボリューム10)につながるようになっているみたいで私も今まで3本の端子の意味をよくわかってなかった所もあって配線を変える時は写真等にとって元通りにすれば基本的に間違いがないのでそうしていますがもっと勉強したいと思います。

ストラトのタイプの配線以外にレスポールタイプ、その他色んなパターンの配線があるので色々と勉強が必要ですが、いずれにしても配線を触る時は写真に撮ったり、絵に書いたりあとでわかるようにしてから確実に作業しましょう。

それにしてもこのストラトの配線は、以前のオーナーさんがトーンの配線を触ってこのような仕様にしていたかは謎ですが、まぁ直ったからいいのですが、自分で調べて見ると色んな情報があるのでとても勉強にはなると思います。

赤いストラトって言えば好きなマークノップラー師匠が若い頃これと同じような(たぶんメイプル指板)ストラトを持っていましたので赤いストラトが気になっていたので私もほしくなりました。

あっ、言うの忘れてました、ネックポケットの塗装が剥げてたの気になったのでタッチアップしときました。

いろんなギターを持って来てくれるFさんですが、今度はどんなのを持って来てくれるのかまた楽しみにしています。

いつもご依頼ありがとうございます。




 
 
 

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