アリアプロ2ワイルドキャットを入手したので紹介します。
このアリアワイルドキャットの形が好きで最初手にしたときストラトよりボディがコンパクトで持ちやすくて癖のあるショルダーストラップ側のツノが長くてこれで持った時のバランスが良いんです。
PUも80年代のパワーのあるタイプでリアPUはトーンノブでタップ出来るようになっています。
ネックのジョイントプレートの刻印をみると6111314ということで86年製でしょうか、マツモク工業が87年2月に工場を閉鎖したので晩年に製造されたモデルのようです。
アリアRSと言えば初代のRS850を79年のYMOのワールドツアーで渡辺香津美さんが使用して有名になりまして、当時流行っていたスルーネックでアレンビックをストラト風にアレンジしたオリジナルモデルの最上位機種でした。
香津美ファンの私としては欲しいギターですが価格もプレミアになっていますがこの前ヤフオク!で状態の良さそうなのが20万になっていましたが、安いのが有ったらいつかゲットしたいです。
当時、YMOが好きでワールドツアーの翌年80年の国内ツアーで国際会館でのライブを観に行ったのですがサポートギタリストが大村憲司さんだったので、香津美ファンだった高校生になったばかりの私としては(歳がばれる…)正直、「香津美やないんや!」って思っていて大村憲司さんも凄い人んなんですけど良く知らなかったですし、ワールドツアーで香津美さんがRS850を弾きまくっていたのを知っていたので〔なんせ、ノリノリで弾きまくっててステージの前の方に出て来て目立ちまくっていたので、細野さんあたりにクビされた⁉ 笑
特にTHE END OF ASIAのソロは神がかってて今聞いても鳥肌もんです!)
実際の所は、契約していたレコード会社との間で大人の事情等があったんでしょうね、後に出したファーストライブアルバムでの香津美さんのギターソロが全てカットされていてそのアルバムタイトルが”公的圧力”という事からもそういう事情があったのだと思われます)
どうしてもそれと比べてしまうというか憲司さんはストラトで独特のロングトーンでビブラートを利かしたブルースっぽいクラプトンを思わせるアドリブ風なフレーズもかっこいいのですがほとんどが曲に合わせたバッキングが中心だったので、やっぱり香津美が観たかった私は、ソロになってアルバム「TOCHIKA」でUNICORNって曲が大ヒット(当時CMでも流れていた、チャッチャ、チャーララ、チャチャ、チャーララッ、って聴いたらすぐわかるあの曲!)したその時も国際会館で最前列センターで生香津美を観たのを昨日のように思い出します。
でもその時のギターはRSではなくてアレンビックを使っていたと思います。
YMO時代はアリアからお願いされてライブで使っていたのかも?しれませんが、それでもRS850でソロを弾きまくっていた映像はほんとにかっこよくて、なのでRS850は欲しいギターなのですが、その後のモデルチェンジでワイルドキャットシリーズに受け継がれて80年代風な雰囲気を取り入れた感じにはなっておりますが、とても弾きやすくてパワフルな音を出すワイルドキャットを何本も集めてしまいました(価格も初代に比べてお安いです)
当時、イングウェイも使っていた同シリーズのRSイナズマは結構な値段になってたりします。(イングウェイファンが競って買うのでしょうか⁈)
話が大分それましたが、入手後にメンテナンスしました。
入手時、ピックガードに何やらカット仕掛けたような傷(ハンバッカーでも付けようとしたのか!?)が付いていたのでパテ埋め&塗装で目立たないように補修しました。
金属部にも結構な錆(PUマグネットやネジ類)があったの錆を取り除いたりして、その他は奇麗な状態でしたので一通り磨き上げてセットアップしました。
色も同じ(白というより実際はクリーム色)のもう一台のワイルドキャットと並べてみました。左のもう一台は84年製で見た目は殆ど同じなのですが、PUがバータイプで(こちらもパワフルです)ネックのトラスロッド調整がボディ側に付いています。あとボリュームとトーンの位置が少し違っていたり、ピックガードのジャックの所の形(少し短い)が違う等年式によって微妙に違っていたりします。
集めたRSワイルドキャットを並べてみました。(5本と1つボディのみでネックは反っていたのでお店のドアの取っ手になりましたがそのうちネックを探して復活させたいです)
どれも可愛い子猫ちゃんですが80年代風のギター好きの方いかがでしょうか。
やっぱり、初代のRS850か750はそのうち手に入れたいですね~。
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