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NO.183 マーティンD-41

何時もご贔屓頂いておりますFさんのバンドでベース担当をされているSさんから、マーティンD-41のメンテナンスのご依頼をいただきました。

ご依頼内容が4項目程有りまして、先ず3弦だけ開放弦で強くピッキングするとビビり音が出る、ヘッドのバインディングが以前に剥がれてご自身で補修したところが接着材がはみ出て不細工になっているのを奇麗に直す、ピックアップを取付けた時、マイクを貼り付ける際ブリッジ裏の両面テープが残っていて変な感じになっている。などと症状を聞いているときに気付いたのがネックヒールについている三角の装飾〔ヒールキャップ)が無いのでそれも直す(ご本人さんは気付いていなかったのかな? 新品で購入された時から無かったのか不明です…)


それ以外はとても奇麗なD-41で弦高も低くて理想的なセッティングになっています。

3弦のビビりはナット溝の幅が広くなっていて強く弾いた時に弦とナットの接触箇所にあそびが出来ているようなので、今回はナット溝を埋め直して新たに溝を入れ直しました。(それでビビりが収まらないようだったら、ナットを交換しようとやってみたところビビりが収まったので良しとします)

ヘッドのバインディングの補修跡は一旦ペグを外してはみ出たボンド跡を耐水ペーパーで取りながら仕上げにコンパウンドでひたすら磨いて奇麗に仕上げました。(この後、ヘッドを磨いていると反対側のバインディングもびよーんとめくれてたので補修しました(マーティン大丈夫か⁉…)

ピックアップ取付け時に付いていたブリッジ裏の両面テープの破片を取り除いて配線を整理してすっきりさせました。

最初からなかった?ヒールキャップは塩ビの板から紙で型を取り、ハンドメイドで作りまして、付いた感じは色がやたらと白いのですが我ながら良い感じに出来ました。(これだけの為に買った塩ビの板…残った部分でストラトの裏カバーでも作りろうかなぁ、厚みが2ミリなので分厚過ぎ⁉︎)

全体を奇麗に磨き上げて仕上がりましたÐ-41は流石にどっしりとした鳴りで、弾いていてとても気持ち良い感じがしました。

私も何時かは入手してみたくなりましたこのD-41ですが、D-41は無理としても今年は程度の良いD-28辺りをゲットするのを目標に頑張ってみたいです。


オーナー様のSさんは高級なアコギより、最近は安いジャパンヴィンテージのSヤイリやモーリス辺りのを探しているらしくて、高級なギターを極めると逆に安くてコスパの良いジャパビンに興味が行かれるようで、もっぱらそっちの路線の私とは逆なので…(笑)

良い出物が有ったら教えてね!ということですので今後とも宜しくお願い致します。

Sさん今回のご依頼ありがとうございました。

また沢山所有されているギターを持って来て頂けるのを楽しみにしております。


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