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NO.177 フェンダージャパン テレキャスター

前々回、Fさんよりフェンダージャパンストラトの配線取付け依頼に続いてフェンジャパ・テレキャスターに珍しい(現物は初めて見ました!)B-Bender取付けのご依頼を頂きました。


元祖ストリングベンダーはカントリー&ロックグループ・ザ・バーズで活躍していたクラレンス・ホワイトとジーン・パーソンズが普通のエレキギターにペダルスチール・ギターの様な音色を出すために考案したパーツで、テレキャスターのボディ背面に座繰りを入れて2弦に連結したレバーでネック側のストラップピンを上下させて2弦をベンドさせる大掛かりな機構でしたが、今回取付けるヒップショット社製(アメリカのギターパーツメーカー)のB-Benderはリヤ側のストラップに取付けて2弦に連結したレバーと専用のバーを腰に当ててギターを揺らすことで2弦をベンド(BからCに一音上げる)させるパーツです(腰を揺らす動きが正にヒップショットで、社名そのネーミングにしたのでしょうか…⁉)

Fさんが大好きなバーズというバンドは恥ずかしながら名前を知っている位で今回改めて聴いてみました。

70年代のカントリー調なアメリカン・ロックが心地よくてクラレンス・ホワイトの弾くストリングベンダーの軽快でかっこいいフレーズにとても興味を持ちました。

Fさんがバンドでやっているアメリカン・ロックのルーツのようなものが聴けて、私が余り通って来なかった音楽なのでとても勉強になり、アメリカ人って面白いものを考えるんだなーと感心しました。(昔、高校生の時に見ていた東海のカタログにストリングベンダーを搭載したテレキャスターが載っていて、その時は何だか変わった機構のテレキャスターがあるんやくらいで、どういった音楽で使われているかまでには至りませんでして何となく2弦の音を替えるやつで、何だかレアで高価なギターという印象でした)

Fさんからのご依頼はこのB-Bender取付けと腰に当てるバーが演奏中によく取れてしまうのでその対策をしてみました。

B-Benderの固定箇所がストラップピン1カ所で強度が弱いので穴を2箇所追加して取付けました(現行バージョンは最初からこのようになっております。)

2弦に連結した腰に当てるバーが抜けないよう蝶ネジで固定できるようにしました。

専用の取扱説明書も提供頂いてとても構造が理解出来ました。

6弦側にもEを一音下げるDチューナーが搭載されています。

6弦と2弦をベンドした際に固定レバーの先に付いた弦を押さえる箇所に細いシリコンチューブを弦に通して摩擦で弦が切れないようにしておきます。(全てのパーツをFさんから提供して頂きとても準備万端で、細かい所まで気が利いておられる方なので安心して作業ができました)

弦を張りまして何とかB-Benderを取り付けることが出来ました。

早速チューニングしてどんなものかと遊んでみました。

バーを腰に当ててボディを揺らしてみると2弦の音程が上がってトレモロアームを利かせているみたいで面白くて癖になるアイテムです。(これでもっと上手に弾けたらかっこいいですね)

早速、Fさんに連絡して取りに来て頂き、確認と試奏をして頂きました。

数日後に予定していた演奏する機会はバンドのドラムの方の都合で延期になったそうですが、またそのうちにステージでこのテレキャスターを抱えて腰を揺らしながらかっこよく演奏しているFさんを想像しておきます。

今回もとても勉強になるご依頼を頂きましてありがとうございました。

またレアなアイテムをお持ちいただける事を楽しみにしております。


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