Johnsonリゾネーターと一緒に持って来て頂いたテナーバンジョーの弦高調整のご依頼を紹介します。
Blantonという知らないブランド(中華製?)の4弦のテナーバンジョーです。
元々の弦高が12Fで3ミリ位で少し弾きにくいとの事で2ミリ位にして欲しいとのご依頼です。
ネックが少し順反っていたので少々ロッドを締めたら2.5ミリ位にはなったのですがもう少し下げたいなということで、お盆のような裏板を外すとネックとボディを貫通するロッドがありますので、このロッドの長さを調整(ほんのちょっと)することによりネックの仕込み角度が少し変わって弦高が調整出来ます。
なので、少しロッドを締めこみまして(ネック側のボディに付いているナットを緩めて細長のターンバックルでロッドの長さを気持ち締める)ネックに角度が付いたようで弦高が2ミリ位になりました。
元々、ネックが4弦側に少しひねっているような状態でもありましたのでその調整もロッドを緩めた際にねじれを戻してネック側のナットを締めてロックすると捻じれが修正できました。
とてもシンプルな構造ですが、理にかなった作りで触ることで弦高が変わりとても勉強になりました。
バンジョーは弾けませんが、オーナーのFさんはバンドでカントリー系のアメリカンロック調な感じみたいなのでアコギやエレキ以外にもバンジョーやマンドリンはたまたリゾネーターギター等、色んな楽器をコレクションされていて何時も依頼内容がバラエティーで本当に勉強させて頂いているので感謝しております。
前に来られた時も確か、ハワイアンのスチールギター出来る人知らん?とか聞かれたのですが、バンドでスチールギターも取り入れたいのでしょうか。
ほんと楽器に対して凄く貪欲なんだなぁと言いますか、バンドをやっておられるので色んな楽器のサウンドを取り入れたり、楽しそうでとても本格的なFさんに憧れてしまいます。
取りに来られまして、弾きやすくなったと喜んで頂きました。
次回もどんなご依頼を頂けるか楽しみにしております。
何時も、贔屓にして頂きましてありがとうございます。
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